真珠の世界史 | ジュエリークラフトシバ 店長日記

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インドネシアで南洋真珠を育ててるHiroshiさんおすすめの本

真珠の世界史 山田篤美著  中公新書

今日Amazonから届いたので、定休日だし読んでみました。

面白くて、ジム行くのもやめて一気に読んじゃった。

業界の方が書いたわけじゃないので

歴史の中での真珠の存在感・価値

史実に忠実に、そして客観的に書いてあります、勉強になります

そして、日本が世界に誇る養殖真珠

日本人の器用さ、勤勉さの象徴でもあると思うんですが

その反対側で責任は曖昧に、問題は先送りに

政治の世界と似てる?

真珠を通して日本人のそんな長所と短所も見えてきたり。

真珠を取り巻く人間の努力・愛憎・欲望・争い

様々な人間模様、それだけ太古の昔から

真珠という宝石が世界中の人から愛され、求められてきた証でもあるかなぁと。

そんなところがとっても面白いです(^。^)

表題はちょっと堅めですが

真珠の歴史を学びながら、楽しく面白く読める一冊だと思います。




僕はダイヤも真珠も好きです。

なんだろな~?

ダイヤモンドと真珠ってある意味ジュエリーの中で対極にある。

宝石の中では硬い・柔らかい。  

年齢は数億年前と、ついこの間生まれた子の差がある。

飾り職人としては、ダイヤはデザインしやすく割れにくくて石留めしやすい優等生

真珠はでかいし高さもあるのでデザイン難しい、傷つきやすい

困った子ちゃんや

でも、宇宙にはダイヤが山のようにある星もあるらしいですが

真珠はイスカンダルまで行ってもないやろな~

ダイヤモンドは10個並べてもどれがどれだか、なかなかわかんないけど

真珠はぜんぶ姿形・色・テリ違う、見る角度・光源によって色も変わるくらい。

熱にも酸にもアルカリにも犯されない強靭でクールなダイヤに対して

真珠の魅力って、表情の豊かさだったり傷つきやすかったり

ひと言で言えば、人間味のあるあったかさでしょうか(^_^)

やっぱり真珠は魅力的っす