ジュエリーって磨くと減っちゃう? | ジュエリークラフトシバ 店長日記

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ジュエリー製造・加工・卸・販売・買取り、銀粘土教室まで、守備範囲の広い飾り職人が孤軍奮闘日記をほろ酔いで書いてます。
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http://www.jewelry-civa.com/

当店ではジュエリーのクリーニングはもちろん、簡単な研磨仕上げはサービスで行ってます


☆研磨サービス


こんなごっつい研磨機で磨くので時々”磨り減っちゃう?”って聞かれるのですが


ひとことで言えば・・・g数が変わるほどは減りません ^_^;
飾り職人ヒデの奮闘日記

ジュエリーの艶出しにはいろんな方法があります


”バフ研磨”っていうのは、こんなごつい機械ですが先端についているのはただの柔らかい布


もちろん、傷取り用の硬いのもありますが艶出しの場合は使いません。


その柔らかい布に、微粒子の研磨材をつけて磨きます。


台所用のクレンザーを想像していただけば良いかと。


どれだけクレンザーでゴシゴシシンクを磨いても穴があくほど削れないですよね


クレンザーよりももっと粒子が細かいので、必死で磨いてもミクロ単位でしか削れません。


ご安心を (^_^)





☆新品仕上げ


ジュエリーは鉄などの金属と違って金属内部まで酸化したり、錆びたり、時間と共に劣化することがないので


ほぼ完璧に新品に戻すことが出来ます。


この場合は、表面の大きな傷もとらなければなりません。


傷の度合いやジュエリーの大きさにもよりますが、大きな傷を削りとる場合は0.1~0.3g位減ることもあります。


 



☆ヘラ仕上げ


プラチナのジュエリーに最適な仕上げ方法なのですが


こんなアイスピックみたいな棒で強くこするように磨きます


削るのではなく、表面のでこぼこを硬い棒で平らにして傷をなくし光沢を出すんです


柔らかい金属がゆえに出来る艶出し方法です。


この方法・・・地金が減らないだけでなく、金属表面が硬くなり傷も付きにくくなるので一石二鳥


ちょっぴり手間はかかりますけどね ^_^;



ヘラで傷を押し均した後、最後にバフ研磨で艶出しをします。

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こんな感じで、ジュエリーは最適な方法でほとんど磨り減る事なく


美しい輝きを取り戻すことが出来ます。


100年経っても、1000年経っても変わらぬ輝き


それがジュエリーの素晴らしいところビックリマーク


輝きがなくなってきたな~と思ったら、ぜひお気軽にご相談くださいませ (^_^)