昨日は 愛知県貴金属工芸品商工協同組合 の新年会 名前長いな~
平たく言えば職人さんの飲み会です
幅広くいろんな話が出来るし、酔っ払えば職人さんが苦労してあみ出した裏技も聞けるww
ある意味セミナーよりも勉強になります(^。^)
最近はジュエリーもトンカチとノコギリじゃなくて、パソコンで出来る時代になりました。
そういう意味では10年前とは飲み会での話題もずいぶん変わってきました。
友達の職人さんが、ナビのおかげで地図が読めなくなった
パソコンが普及して漢字が書けなくなったって・・・・
本当にそうだなぁと思った。
職人の世界も同じで
電動工具が高性能、低単価になった事で使う工具もずいぶん変わってきました。
キサゲを使わなくなってきてるので、包丁を上手に研げる人も少なくなったんじゃ?
ワックスが普及して、金槌で地金を上手に伸ばせる人も・・・
レーザー溶接がもっと便利になったら、炎を神のごとく操る必要もなくなるのか?
いろいろ考えてみると
ジュエリーの世界はいまだにアナログな伝統工芸的な作り方と、デジタルで最先端の製造方法が混在してる
面白い業界でもあります。
時代とともにどんどん便利に楽になってるけど
でも、創意工夫する楽しさや技術を体得する面白さ、満足感っていうのは少なくなってきてるかもな~^_^;
僕個人として思うのは・・・・劇的変化のど真ん中に生まれた
彫金、鍛金、鋳金、ワックス精密鋳造から光造形 はたまた銀粘土まで
これだけ幅広くさまざまな技法に触れ、体感できる楽しい時代は後にも先にもないのでは?
そういう意味では、めちゃくちゃラッキー
アナログもデジタルも仕事で使う使わないは別としても、触れて感じて楽しまない手はない
”稼ぐ”の二文字に関してはとても難しい時代でもあると思うけどね
ビジネスで考えれば、より早く美しくそして安く
職人の世界も、この先どんどんデジタルに傾いていくでしょう
製造現場も組織化され、社交的でスマートな職人さんが増えるでしょう
でも、一緒に酒飲んで面白いのは一匹狼、がんこでアナログな職人さん wwww