昨日来られたお客様
ティッシュに包まれたパールネックレスを大事そうに渡し「おふくろの形見ですが切れたので・・」
「うーん⁉️」
私はネックレスの玉を軽く擦り合わせて「イミテーションですが修理されますか?」



私達プロは『見てわかり触って確信できます』



「女房が来てたらショックを受けるはず・・家に保証書があるはず・・」
事情は分かりませんが、親の形見だから今度の結婚式で使いたいと仰るので糸替えは承りました。

本物の真珠は結晶のかたまりなので、こすり合わせた時に軽いざらつきを感じます。 対してイミテーションパールの表面は塗装ですのでつるつると滑って全く引っかかりを感じません。 本物、イミテーションに関わらずあまり強くこすり合わせると傷が付きますので、ごく軽くこすりあわせるのが良いでしょう。
宝石用語で本物は天然石パール、
模造品はイミテーションパールと言い決して「偽物」とは言いません。

数日後、お預かりしたパールネックレスの糸替えが出来ました。上がbefore 下が after 



糸替えは時々しなくちゃあ公式の場面で中心からプッツリ糸が切れて玉がバラバラに落ちることがあります。
葬儀場、プラットホーム、車の中、自室、美容院、パーティ会場・・縁起が悪いし拾ってくれる方に迷惑かけるし拾った玉は減ってるし
糸替えしておけば良かったと思っても後の祭り。
10年以上点検してない方は是非緩んでないか調べてくださいね。テグスで糸替えすると長持ちします。
福岡県中間市
ジュエリー工房あずさ
千手あずさ
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093-232-1010