今日は、妊娠糖尿病について
書かせていただきますね。
今回は
妊娠糖尿病と言われた方が、食後の血糖値が上がりすぎないようにするにはどうしたら良いか。
食事療法の考え方と目標値についてです
食事療法を行う上で知ってていただきたい大事なことは、必ずしも
食べる回数や量を減らすこと=血糖コントロールが良好になるというわけではないという事です。
一時的に食べることを我慢できたとしても、もちろん人は食べ物を食べなくては生きていけませんし、健康を維持することができなくなってしまいますね。
このことは、妊娠中のお母さんだけでなく糖尿病患者さんにも知っていただけると嬉しいです。
そのため、妊娠糖尿病のお母さんの食事療法について以下のように言われています。
母児ともに健康に妊娠を維持できるために必要なエネルギーを供給し、かつ食後の高血糖を防ぐことのできる食事療法
空腹時のケトン体が産生されないような食事療法
妊娠中に血糖値の変動幅を一定に保つことが出来ない事は、赤ちゃんの成長や周産期における問題の要因になる事が考えられます。
特に妊娠中のお母さんは空腹時血糖値よりも食後の血糖値が高くなりやすいです。
これらのことが「食後の血糖値の管理」が重要ですよ。食後血糖値が上がりにくい食事療法、頑張ってね!と言われる理由です。
血糖値は食事をすると上がります。
空腹時の血糖値と比べて食後血糖値が高くなることは通常のことですが、妊娠糖尿病のお母さんは特に、空腹時血糖値は低すぎるくらいの数値なのに、食事をした後の血糖値が200mg/dl近くまで上がる場合があります。
妊娠中の血糖値の目標値は以下のようになっています。
空腹時 70-100㎎/㎗
食後2時間値 120㎎/㎗ 未満
日本糖尿病学会2010より
私が以前行った24時間血糖測定モニタリングの結果から見てみると…
食後に150㎎/㎗以上まで上がっていましたよね。
こんな風に普段何気なく口にしているものが、内容によって簡単に血糖値を上げてしまうと思うと、心配ですよね。
ですが、私が実際に試して気づけたように、血糖値の上がりやすい食事を知って避けることができれば食後高血糖は防げる!ということです
1.朝食、昼食、夕食を規則正しく食べ、間食を避ける
2.腹八分目とし、ゆっくりよく噛んで食べる
3.食品の種類はできるだけ多く、バランスよく食べる
4.脂質と塩分の摂取を控えめにする
5.食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこ等)をとる
ご存知の方も多いと思いますが、糖尿病患者さんに食事療法についてお話する際はこのような事をお伝えしています。
基本的に妊娠中の方も、この内容と同じなのですが、妊娠糖尿病の方には分割食の指示が出ることがあります。
分割食とは、食前と食後の血糖値の変動を少なくし血糖コントロールを良好に保つための食事療法です。
1回に食べる量を少なくし回数を増やすという分割食は「血糖値を上げたくないけれど、栄養素や必要なエネルギーは十分に摂りたい」妊娠中のお母さんに適した食事療法です。
分割食をするとなれば1日に5-6回食事をすることになりますので、慣れるまではメニューを考えたり、準備に時間を割くことが難しく大変に思われる方がほとんどだと思います。
少し長くなってしまったので、食後血糖値が上がりにくい食材や、食べ方の工夫、分割食についての詳しい事は、次に書かせていただきますね。
いってらっしゃい
いってきます

