✉️ お返事の続きです

今日は「血糖値の変動と合併症の関係」についてお話しさせていただきますね。

結論からお伝えします。

🔸① 低血糖が多いこと
🔸② 食後高血糖があること

この2つの共通点は…
✔ 血糖値の大きな変動
→ 血管障害を招きやすい
→ 合併症リスクが高くなる

❖ 血糖変動と血管への影響

何度かブログでもお伝えしていますが、
頻回な低血糖や、
低血糖と高血糖の繰り返し
血管に大きなダメージを与えることがわかっています。
➡ 心筋梗塞や脳梗塞など、血管疾患のリスクが高くなるのです。

以下のような研究結果もあります:
● 網膜症・腎症・神経障害(細小血管症)
● 心筋梗塞・脳卒中(大血管症)

これらの「合併症」は、血糖コントロールによって予防が可能です。

しかし一方で、
「厳格な血糖管理」による“重症低血糖”
心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高める可能性があるという報告も。

実際に、
糖尿病治療中に重症低血糖を起こした人は、
起こさなかった人と比べて、
心血管疾患のリスクが約2倍という研究もあります。

参考:
国立国際医療研究センター / ノボノルディスクファーマHP

そのため、
🟡 血糖値はただ下げれば良いのではなく、
低血糖を避けつつ、計画的に下げていくことが大切です。

❖ 特に注意が必要なケース

外来でもよく心配になるのは、
● 低血糖を繰り返している方
● しかも自覚症状がない場合

このような場合は、知らぬ間に何度も低血糖を起こしている可能性があり、
とても危険です。

そこで活用するのが…
👉 CGM(24時間血糖測定)
低血糖の頻度やタイミングを把握するために行うことがあります。

❖ グルコーススパイクにも注意

「空腹時血糖値は正常」なのに
食後だけ血糖値が大きく上がる」方、いませんか?

これはグルコーススパイクと呼ばれ、
動脈硬化が進みやすく
心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高まるのです。

たとえば、
✔ 空腹時血糖は正常だけど
✔ HbA1cが6%近くある

という方は、
食後のみ高血糖が起こっている「境界型」である可能性があります。

❖ ブドウ糖負荷試験で早期発見

そのような方には、
👉 ブドウ糖負荷試験(OGTT)をおすすめします。
● 食後高血糖があるかどうか
● インスリン分泌能力はどうか
を調べることができます。


この検査によって、
✅ 食事の工夫
✅ 必要に応じた早期の内服治療
など、早い段階から血糖コントロールの対策をスタートできます。

糖尿病と診断される前の
「予備軍」と言われる段階での“気づき”が、
数年後の合併症を防ぐためにとても重要であると言えます。

 

 

🟡関連記事はこちら

右ブドウ糖負荷試験とは

右食後体調不良のある方のブドウ糖負荷試験例

右境界型糖尿病の患者さんのお話


 

 

 

 

ー血糖値に関する不安や気がかりなことがある方へー
どんな小さなことでも構いませんので、
安心してLINEからご相談いただければと思います。
一緒にできることから少しずつ整えていきましょうね◡̈⚑