こんばんは
今日は、昨日に引き続き
食後高血糖についてです
昨日も、お伝えした内容になりますが
食事を摂ると血糖値は上昇します。
その時に、上がってきた血糖値を下げようと反応し、インスリンを多めに出して血糖値を下げようと働きます。
しかし、インスリンの量が不足していたり、インスリンの量は十分出ているのに、効きづらい(インスリン抵抗性のある)方は、
食事を摂った後に血糖値を下げることが出来ず、食後の血糖値が高いままになってしまいます。
これが「食後高血糖」です。
食前血糖値が正常値の方で
食後だけが高血糖になる方がおられます。
そのような方は、食前の血糖値と
食後の血糖値との差が大きくなり、
血管の内側の壁が傷つきやすくなります。
食後の血糖値だけが高い人(食後高血糖)は
検診などで見逃されやいこと、
且つ、血管内が傷つき血管の炎症が起こりやすいことから
知らない間に、動脈効果や糖尿病の合併症のリスクを高めてしまっている可能性があります。
昨日もお伝えしたように、食後高血糖は、検査をしなければ知ることが難しい為、気になる方は一度、医療機関にてご相談下さい。
食後高血糖を調べる検査
食後高血糖は血液検査、またはSMBG(指先などから採取した少量の血液で測定)にて知ることができます。
食後高血糖を知ることができる検査項目をいくつか書きます。
血糖値:食事を始めた時間から1〜2時間後に血液検査をしてもらうと食後の血糖値を調べることができます。
1.5AG:食後高血糖のある方は、1.5AGの数値は基準値より低くなります。
尿検査:食後高血糖がある方は、食後に検査をすると異常値(尿糖+)陽性が出やすい為、
こちらも、食後1-2時間のタイミングで検査をすることをお勧めします。
他、
ブドウ糖負荷試験
という検査があります。
こちらは、
空腹時、ジュースを飲んだ後30分後、60分後、120分後に採血を行い
※医療機関によって詳細異なります。
それぞれの時間の血糖値と、それぞれの時間のインスリン分泌量を知ることができる検査です。
インスリン抵抗性(インスリンが身体の中で効きにくいがどうか)を併せて検査することも可能です。
食後高血糖の可能性を心配されている方は、一度医師にご相談の上、検査を受けることを検討してみて下さいね