こんにちは☀️
今日は「糖尿病は治りますか？」
という質問に対して私がお伝えしてきたことです
糖尿病は治す病気ではない
何度も書いてきましたが
糖尿病はインスリンが上手く効いていない状態になることで
血糖値が基準値を超えて高くなってしまう疾患（病気）です。
合併症を防ぐ為に、糖尿病は治療をする必要があります。
どうしても
「治療」＝「治す為」
という認識が強いと思いますが
糖尿病のような慢性疾患に関しては
血糖値が上がってしまいやすいのは、ご自身の体質（個性や特徴のようなこと）だという捉え方で、
ご自身の身体と、長い目で向き合っていくことだと理解頂けたらと思っています。
糖尿病治療に必要な薬や注射は
糖尿病を治す為に使われるのではなく、
杖やメガネのように
不自由な部分を補助する形で使ったり
それ以上悪くならないように
予防する為に必要なアイテムである
というイメージです。
更に言えば、身長が高い、低い
目が一重、二重のように
インスリンを出すことができない
インスリンが効きにくい
という事が、それぞれに生まれ持った
身体の一部分の特徴であると捉えることもできます。
本題に戻りますが
上記の理由から、
「糖尿病は治りますか？」
と聞かれた時には下記のようにお伝えするようにしています。
糖尿病は治す病気ではなく、付き合っていく病気です。
今現在は「糖尿病が治る」という表現は使いませんが、
糖尿病でない人と同じような状態まで、血糖値をコントロールする事を目指すことができます。
また、糖尿病治療の目標は、病気を治すことではなく合併症を予防することです。
糖尿病、治りました
と言いたくなる気持ち、とてもわかります。
長く付き合っていくことだから、精神的に辛くなることがあると思います。
時には休み休みを入れながら
治療おしまいとならずに続けて行きましょう