こんにちは看板持ち
今日は合併症のお話です。
ご年齢が若い患者さんであっても、合併症により救急搬送されたり、辛い症状に悩んでおられる方を見てきました。
通院していると必ず説明される糖尿病の合併症のこと。
年齢関係なく、症状関係なく、どなたにでも知っていて欲しい糖尿病の合併症についてまとめます。
 

 

糖尿病の合併症

糖尿病の患者さんは

 

①常に血糖値が基準値を超えて高い方

 

②血糖値が基準値に収まっている時と、

一時的に基準値を超えて高くなる時

の両方がある方


 

この2パターンに当てはまりますちょっと不満




必ずしも、①②どちらだから

症状が出やすい、出にくい、

合併症が起きやすい、起きにくいというのは言うことができません。

(合併症リスクには血糖値以外にも色々な要因が関係し合う為)




どちらの場合でも、

糖尿病(または境界型)と診断された方は合併症が起こる可能性があると考え



下記に書いた、病気や症状を未然に防ぐための治療(治療=血糖値をコントロールする)

をすることが大切です。

 


合併症の種類は大きく分けて2つ

❶小さく細い血管に病気が起こるか 
❷大きく太い血管に病気が起こるか


この2つです。


どこの血管に病気が起こるかによって、全身の様々な場所で症状が現れるのが糖尿病の合併症の特徴です。



❶目:眼底出血・網膜症▶︎失明  
❶腎臓:浮腫・尿毒症▶︎腎不全・透析治療 
❶手足のしびれ・痛み・立ち眩み・便秘や下痢▶︎神経障害
 
❷脳:脳梗塞
❷心臓:心筋梗塞
❸足:壊疽▶︎切断
 


自覚症状がない方が

「すぐ近い将来に、自分は合併症になるとは思えない」と考えてしまうお気持ちは、とてもわかります。



ですが、合併症は、自覚症状、数値、年齢に関係なく、どなたにでも起こる可能性があります。



このことを再認識して

まだ自分は大丈夫!という気持ちに負けないでくださいね




今現在、合併症が起きていない方は

これまでの治療の結果、今があることに

時にはご自身を褒めてあげて下さいね。







未来は今の

積み重ねですニコニコ