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波助さん
いつも、読んで下さりありがとうございます







体調不良でブドウ糖負荷試験を受けられたのですね。




食後200ほどの高血糖の後、数時間後に低血糖の気分不良が起こるという理解でお間違いないでしょうか´͈ ᵕ `͈ 

(今回はそのように理解した上でお話させていただきますね。違ったら教えて下さい













当院にもHbA1c4-5%台の方が来院され
食後に体調不良があるとの事でブドウ糖負荷試験を行うということがあります。







インスリンの分泌量やタイミングを確認し、どうすれば食後の倦怠感や気持ち悪さがなくなるか患者さんと一緒に考えていきます。








というのは、食後の体調不良に関する事は特に、患者さんの主観的な訴えや、今まで試してみた対処法をもとに今後の改善策を考える必要があるためです。







インスリン分泌量やタイミングのずれによって、食後数時間後に体調不良を起こす方の多くは

「食べる物の内容によって、気分不良の辛さが違う」と言われます。







一般的には、炭水化物や甘い物(つまり糖質を主とする菓子類など)を単独で食べると、急激に多量のインスリンが出るため、それにより低血糖を起こしてしまう。

という場合が多いです。








また、食後何時間か経過して(3〜5時間ほど)、血糖値が下がってきているタイミングにも関わらずインスリンが遅れてまだ出てしまい、低血糖を起こしてしまう。


という事もあります。









このような場合、高血糖と低血糖の振り幅によって気分不良が起きると言われています。






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低血糖症状を予防する方法として


波助さんのおっしゃっている様に、炭水化物を摂る摂らない。というお話になる事が多いと思います。
(炭水化物が最も血糖値の急上昇、急降下と関係の強い栄養素のため)




しかし「単に炭水化物を食べなければ起きない」のであれば、それで良いかもしれませんが、全ての人がそうとは言えません。
(他に要因があるかもしれない)







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三大栄養素である炭水化物

人が食事で摂らなければならない1日に必要なエネルギー(kcal)の中で最も割合が多く

必要な栄養素であるだけでなく、エネルギーとして使いやすかったり、満足感を得ることができるといった大切な役割があります。

(炭水化物をゼロにすれば、その分のエネルギー(kcal)を脂質やたんぱく質で補う必要があります。)





(波助さんが、標準体重を大幅に下回っているという事がとても気になりました

おそらく、炭水化物を気にするあまり、1日に必要なエネルギー量を摂れていない事が想定されます。 身体がだるかったり、頭がぼーっとしたりということはないでしょうか









そのため

「炭水化物を食べない」という選択を必ずしなければならないのかを、十分に考えた上で決める必要があります。






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例えば
インスリン分泌遅延タイプの方の場合

(食べた直後ではなく、少し遅れてインスリンが出るため急な血糖値上昇に追いつけない)

 


血糖値上昇のタイミングをインスリン分泌のタイミングに合わせてあげれば低血糖は防ぐことができる。と考えます。



そのような方で、食物繊維のようなファイバーを食事前に飲むことで血糖値の上昇を緩やかにすると症状が緩和する方がおられます。

(少量ずつ食べる、野菜→たんぱく質→炭水化物の順番食べをしても改善のない方で)




また、お米やパンなどの炭水化物も多少摂りつつ、脂質やたんぱく質をしっかり量をとることで、血糖値が数時間後に下がりすぎないようにする。
(脂質は長時間、血糖値を高いままキープするため)

などの工夫が挙げられます。






しかしこれらの方法は、いくつかある方法の一部分であり、患者さんそれぞれにどの方法が合うかは、やってみなければわからないということが言えます。





そのため、当院にいらっしゃる患者さんの場合はその方のお辛い症状、低血糖になるシチュエーションを聞かせて頂いた上で

「こんな事を試してみたら少し楽なんです!」

というご自身の経験をもとにアドバイスをさせていただくようにしています。





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波助さんの場合は、食後血糖値が200程度とのことですので、内服による症状の緩和も期待できるかもしれません





ブドウ糖負荷試験の結果や、お身体の状態を知らないまま適切な助言ができず申し訳ありません。





色々試してみられて、これが1番だという方法で気分不良が防ぐことができますように、願っております




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