フットケア

正しいフットケアって？
〜足を守るために知っておきたいこと〜

「フットケア」という言葉、聞いたことはありますか？

足は私たちの体を支えてくれている大切な部位。
とくに高齢者の方や疾患をお持ちの方にとっては、日常的な足のケアがとても重要になります。

なぜフットケアが必要なの？

高齢者の方にフットケアが大切だとされる理由は、以下のような背景があるからです。

・独居や、外出の機会が少なく相談する場がない
・靴選びが難しい、合っていない靴を履いている
・病気に気づいていない（糖尿病・血流障害・感覚低下など）

つまり、“足に異変が起きても、気づかれにくい”ことがあるんです。

フットケアの目的は、
「足の機能を最大限に保つ」こと。

そしてケアを通して
◎清潔できれいな状態を保つ
◎見えないリスクを早期発見・予防する
これがフットケアの大切な目標です。

特に注意したい方は？

以下のような方は、日頃から丁寧な観察やケアが必要です。

☑ 免疫力が低下している方
☑ 血流が悪い（冷え・むくみなど）
☑ 足の感覚が鈍い（しびれなど）
☑ 皮膚が薄く乾燥しやすい
☑ 出血しやすい（血液サラサラの薬など）
☑ 手や目の機能が低下していてセルフケアが難しい
☑ これらに関連する内服薬を使用中の方

特に高齢者や糖尿病をお持ちの方では、「気づかぬうちのケガ」や「足の病変」が起こるリスクが高まります。

怪我の多くは「靴」と「火傷」から！

統計的に見ても、足の傷の原因は──
✅ 約70％が「靴ずれ」
✅ 約20％が「火傷」

つまり、靴と熱に注意することで、ほとんどの足の傷を予防できるということ！

✔︎ 足に合った靴を選ぶ
✔︎ 靴の中を時々チェックする
✔︎ こたつ・電気毛布などの低温やけどに注意する

この3つだけでも、フットケアの第一歩になります☺️

おわりに：足は“命の先端”

「足のトラブル」は、歩くことへの不安につながり
→ 活動量の低下
→ 健康状態の悪化にもつながってしまいます。

だからこそ、“ケアは見た目のためだけでなく、命を守るため”なんです。

ぜひ、お風呂のときなどに足のセルフチェックをする習慣をつけてくださいね🛁