診察室での「話せる場所」があるということ
〜看護アドボカシーって?〜


以前、看護アドボカシーのことを書きました。

悩みや不安を抱える方には、“相談できる人”と“話を聞いてもらえる場所”が必要です。

特に、患者さんが訪れる医療機関では、その重要性を理解し、体制を整えておくことがとても大切だと私は思っています。

診察以外の話ができる場所

患者さんは、何らかの理由があって病院に来られます。
治療のことだけではなく、診察室が“人生相談の場”のようになることもあります。

たとえば…
糖尿病の不安や、仕事・家庭でのストレス
他院での癌の告知を受けた方の不安
通院付き添いを頑張っているご家族の悩み
ご主人を亡くされ寂しさを感じている方
お子さんやお孫さんとの関係に悩む方
受験や進路で悩む学生さんとご家族
職場のストレスで体調を崩してしまった方

こうしたお話を“ただ聞く”ことが、
ときに治療と同じくらい大切な“ケア”になることがあります。

心の声を聴くことの大切さ

身体と心はつながっています。
日々の生活や、家庭・仕事・人間関係の中に、病気に影響を与える要因が隠れていることもあります。

「先生に話を聞いてもらっただけで安心した」
そんな患者さんは本当に多いです。

医師の言葉の力は大きくて──
現状を悲観的にとらえていた患者さんも、
「考え方を少し変えてみませんか?」という先生の声かけで、パッと表情が明るくなることがあります。

短い診察時間の中でも、
“心の部分”を大切にされている先生を見ると、私は心から尊敬の気持ちが湧いてきます。

看護師は、医師と患者さんをつなぐ架け橋

けれど、すべての患者さんにじっくりと向き合うことは、医師一人では難しいこともあります。
だからこそ、私は看護師をもっと頼ってほしいと思っています。

患者さんの不安や想いをしっかり聴いて、
知識の引き出しをたくさん持って、
医師と患者さんをつなぐ“架け橋”になれたら──

それが、患者さんの安心につながるなら本当に嬉しいです。

私の目標は、1人でも多くの患者さんの安心に繋がる支援をすること。

ある先生の言葉に、私は深く共感しています。
「むしろ、反対にお金を払わなきゃいけないくらい、患者さんから多くのことを学ばせてもらっている」

本当にその通りだなと思うんです。

患者さんの言葉や表情、向き合う姿勢に触れるたびに、
私の人生観も広がり、豊かになっていくのを感じます。

この想いを忘れずに、日々の看護に向き合っていきたいです。
ちょっぴり生意気だったらすみません。
でも、日々の現場で感じていることを素直に綴らせていただきました☺

読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

 

ー血糖値に関する不安や気がかりなことがある方へー
どんな小さなことでも構いませんので、
安心してLINEからご相談いただければと思います。
一緒にできることから少しずつ整えていきましょうね◡̈⚑