こんにちは。
メダカは順調に育っています。今はまだ色が乳白色なのでシラスに見えます。
今回は石留めのご紹介
宝石の石の留め方にも色々あって、それぞれ印象が変わってきます。最もオーソドックスな留め方は爪留め(プロングセッティング)です。
爪の種類や大きさ、本数等で印象も変わってきます。
最近は少なくなった「鬼爪」。大きくとがった爪でしっかり留まっています。右は袋爪。
ティファニー爪。より多くの光を石に取り込むよう計算されたティファニー考案の形状です。ここ何年かはこういう6本(4本)で細く小さな爪が主流です。石が強調されて見えますが、あまりに爪が細いと強度的に問題がある場合もあります。
次に覆輪留め。輪状の地金で石を覆う留め方です。
ティファニーのバイザヤード。でっぱり(爪)がないので平面的でスッキリした印象です。しっかりと留まっているので、使用頻度の高いジュエリーにはお勧めです。
次は彫り留め。最も優れた技術が必要です。ドリルで穴を開け、周囲の地金で爪を作って石を留めます。
このように連続した形状の場合、「爪の大きさが小さく揃っているか」、「石の左右上下の位置が揃っているか」、「石の面の向きが揃っているか」等の条件をクリアしないと見た目に美しいものになりません。このような技術を習得するのに10年以上かかるとも言われています
これは「チョコ留め」。これも石の周囲の地金を起こして爪を作っています。猪口からきています。
パヴェ留め。パヴェとはフランス語で石畳という意味で、隙間なく敷き詰めるのですごく豪華に見えます。
他にもパールやサンゴの丸玉によく使用される「芯留め」等もあります。
多くの場合は接着剤を使用します。
これはテンションセッティング。挟む力だけで留まっています。地金は金属といえども変形や歪みは必ず生じるので、定期的に検品をおすすめします。
留め方を変えるだけで別物に変身させることもできます。
宝石鑑定士の店、ジュエルプロはリフォームのご要望も喜んでお聞きいたします!