ダウ、8週連続で下落、世界は新たなフェーズへ。   | PetipetitRetire!

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 アメリカはもはやリセッションと言っていいのではないだろうか。ダウの下落も8週目となり、9週目となるとニューレコードだったそうだ。個人の信用買いは追い証が払えず、金利上昇もあり退場の憂き目に遭っている。バンドワゴンが遠くに去って行く姿が目に浮かぶ。長期金利がピークアウトに向い、景気の先行きが懸念され始めた。こうなってくると、セルインメイという話ではなく、リセッションの段階に入ったと言わざるをえないのではないだろうか。
 ふりかえって、日経平均株価は少し戻した。十分な小遣い稼ぎはできたので、一安心である。しかし、日本にこれから待っているのは資源や農産物の高騰によるインフレ、というより、賃金の上昇は期待できないので、スタグフレーションである。それもかなり悪質で、ひょっとしたら、日本が今まで経験したことのない規模になる可能性がある。
 今のところ明るい材料と言えば、コロナの収束とインバウンドの増加であるが、中国のロックダウンがどうなるか、北京、上海だけで終わるとはとても思えない。
 第一、世界の食糧事情は最悪である。ウクライナ戦争はウクライナ国民に甚大な被害をもたらしたが、人的、量的な被害は、アジア、アフリカの開発途上国の方が圧倒的に多くなるであろう。今回の戦争で西側諸国や東ヨーロッパも在庫兵器の一掃でホクホクであるが、戦争景気のあとは恐慌が来るというのは歴史の必然である。
 FIREを前に一稼ぎしようともくろんでいたが、慎重にいかないと厳しい老後が待っている。ここは、気をつけながら、インバースを握りしめて、ひたすら様子を見よう。FIRE!