岸田さん、調子にのってG7で前のめりにならないで。 | PetipetitRetire!

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 ゼレンスキー大統領のオンライン演説は、見事な褒め殺しであった。ヨイショもここまで来れば芸術的でさえある。中でも、「アジアのリーダー」ということばは、老人達の心をわしづかみにした。やられた。調子こいて、G7に向かう岸田総理の姿を見て、胸騒ぎがするのは僕だけだろうか。

 ウクライナ軍が思ったより善戦しているので、ロシアがABC兵器や、原発を触らなければ、思ったより早く終わる可能性が出てきた。

しかし、終われば終わったで、問題は山積している。経済制裁をするのはいいが、資源高によるインフレやロシアのデフォルトなど、世界的な経済の崩壊のトリッガーはいくつもある。とりわけ、日本の岸田政権の政策は財政、金融ともに緊縮政策をとることは目に見えている。5000円を配ったりしてごまかしても、本質的には官僚的な引き締めをするだろう。結果、インフレは止まらず、給料は上がらないという、スタグフレーション一直線となる。そこへ、世界的な大波がやって来るという、絵に描いたような恐慌パターンであるが、それでもするだろう。

もひとつ気になるのは、日本がロシア憎し一辺倒にならないかということだ。舞い上がって、青と黄色の服を着て、正義の味方に酔いしれているだけでいいのか。せっかく、ロシアが弱って、北方領土の交渉中止というカードを切ってきたのだから、日本もちゃんと対応すべきだ。ロシアは今みたいなことでも無い限り、テーブルにものってこない。欧米諸国と歩調を合わすことが第一であるが、突出することまでしなくても良いと思う。

特に、サハリン沖などの開発は、とりあえず中止にするのはいいが、完全撤退まですることはいらない。中国が出てくるだろうが、これをうまくさせないのがミソである。カニなどは逆に中国経由で怪しい輸入となるだろうが、完全にロシアの息を止めることはやめることだ。

 昔から「囲欠」は王道である。敵の逃げ道を作った方が、戦争は早く終わる。そして、 日本は搦め手である。あまり出番がないように見えるが、攻め手の選択も多く、やり方次第で、おいしい果実を得られる。大事なことは前に出ずに、実利を取りに行くことである。その点で欧米と全く同じ制裁をする必要は無い。鉱産資源、食糧資源は日本の生命線であり、全くの禁輸措置は、自らの首を締めることとなる。

 日本は、今ではアジアで突出して、ロシアいじめに加担していることを冷静に判断してほしいものだ。人気取りなり、気持ちがいいのだろうが、そろばんにはあわない。岸田さんがはしゃぐ姿は、安倍さんより危険な香りがする。

 

    ここのところ、押し目買いで、結構小遣い稼ぎになったが、しばらくは、慎重にいかねば、大やけどする予感がしてきた。  3月末で退職となった。これで3度目である。上司からあと1年首がつながったことを告げられた。1年1年しがみつくようにして再雇用されている。まあ、命まで奪われることはないが、じくじくとした日々が続く。プチFIREを目指して、あと一年がんばろう。FIRE!