ウクライナ危機、落とし所と日本の対応は。 | PetipetitRetire!

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 ロシアがやっちまった。ウクライナに侵攻しても経済的な合理性はないとたかをくくって(なめていた)分析は見事に裏をかかれた。「想定外」と言えないので、「可能性は考えられたが、まさかやるとは思わなかった」と言い訳をするばかりである。自分自身、ここまでするとは思わなかった。それほど、プーチンにとっては譲れなかったのであろう。ことここに至っては、とりあえず考えられること。

 1、ウクライナは、さっさと武器を捨てて降伏する。市民に武器を持たすことは愚の骨頂である。玉砕して死人を増やすだけだ。NATOは助けに来ない。「人間の盾」作戦をする政治家にだまされてはいけない。とにかく、命を大事にすることだ。そのためにも、一刻も早く、ウクライナは武器を置くべきであるし、そうするであろう。

 ウクライナは、ポーランドみたいに西側の国になりたかったのだろうが、タイミングが悪かった。ことを急ぎすぎた。しばらくロシアの傀儡政権となり不自由ことになる。この世の終わりのように思うかもしれないが、世界中には、専制的な国家がいくらでもある。民主主義は正しいかもしれないが、強制しても根付くとは限らない。「アラブの春」のその後は、悲惨な状況である。国連に加盟する国で、旧西側の民主主義を行っている国は思ったより少ない。

 これだけ早くロシアが侵攻できるのは、ウクライナにロシアの侵攻は歓迎しないが、戦うのはいやだという国民が多数いるからであり、占領することは、戦うよりも数倍の兵力と費用がいるので、長くは続けられない。建物に防空壕が残っていたり、地下鉄に非難するなど、本当の地上戦を経験した人達はほんとうに強い。現実を受け入れるが、けっしてあきらめないしぶとさがある。

 バイデンも経済制裁を強めるだろうが、ブーメランのように跳ね返ってくるし、ヨーロッパ諸国が被る経済的な被害も大きい。とりあえず、ウクライナの市民の命と安全を確保することが大事であり。米ロの首脳会談が始まるまで、人的被害を最小に押さえることが一番である。

 つづいて日本の対応であるが、得意の経済援助・人的資源 を出すのは今である。ウクライナへの物資援助はいうまでもなく、難民への援助をとにかく早く、大規模にすべきである。その際、コロナ対応でむずかしいが、ウクライナ難民を日本の企業がリクルートするなどはどうだろう。まっさきにウクライナを脱出できる人々の中には、とりあえず、日本で働きたいといのもいるであろう。在日のウクライナ人のネットワークを活用すればよい。まあ近くのヨーロッパやアメリカへ行くだろうが、数は問題ではない。

 気になる日本市場だが、とりあえず戦火かおさまれば、「遠くの戦争は買い」ということで、回復するのは早くなることもある。ここは、あわてずに、慎重に見極めねばならないが、過度に悲観することもない。こんな時こそしぶとくいこう。FIRE!