ツァボライト=TSAVORITE


正式名称はグリーン・グロッシュラー・ガーネット

(Green Grossular Garnet)


硬度は7~7.5


使いやすい硬度ですグッド!


1968年、ケニアの世界最大級の自然公園


ツァボ国立公園から発見されたグリーンガーネット。


当時ティファニー社社長ヘンリー・プラット氏が


ツァボ国立公園にちなみツァボライトと名付けたそう。


現在はケニアとタンザニアで産出されているようです。



鮮やかなグリーンカラーが特徴。


どちらかというと青みが強いグリーンカラー。


エメラルドやグリーントルマリンの間でしょうか。


基本的には深い緑色で透明感があり、


グリーンガーネットの中での高い評価を受ける石。


市場では、春のような薄青いグリーンから、

ただ、


濃い森のグリーンまであるようです。


(ツァボ公園から産出されたグリーンガーネットはツァボライトなのか???)



屈折率も1.74とサファイヤに近いこともあり、よく輝いてとてもキレイ!


身につけていても存在感がありますね。


内包物(インクルージョン)も比較的少ないのも嬉しい。



何より、加熱などの加工処理もされないことがほとんどのようです。


天然の色そのものを身につけられるというのも


カラーストーン好きには醍醐味です恋の矢




ティファニー社は本当にプロモーション(販売促進)が得意ですね。


タンザナイトやモルガナイトも、ティファニー社の命名です。


最近百貨店内のティファニーの店舗に行ってみました。


数店ともに、ツァボライトジュエリーは


0.2ctくらいのピアスのみ。


シルバーでベゼルセッティング(フクリン留め)されたものだけでした。


石は濃いグリーンでキレイでしたが…



各店舗に置こうと思ったら、数が必要ですものね。




グリーンカラーの宝石はファッションでもとっても重宝します。


合わせやすい上に、優しい印象や穏やかな雰囲気をもたらしてくれます。


憩いの空間や公園を見ると、


そこにはさまざまな植物や樹木がある。


色とりどりの花や実をつけている中、


その脇役であり支えているのは葉、茎・枝など、グリーンカラーです。


とくにツァボライトのような深いグリーンは


なじみよいのに、主張過ぎない存在感が魅惑的な石だと思います。