年末から足しげく通った病院ですが、

結果大切な家族をなくしました。


およそ3週間。


入院して6日めに大きな山場がありました。


うちがいるから大丈夫やで!

といったら

強く手を握り返してくれました。


病室では泣かないと決めていましたが

涙が抑えきれず、

帰りも深く沈んだ気持ちで地下鉄に乗っていました。


でも嬉しかったことに、

奇跡的にその山場を乗り越えてくれたのです。


ICUから通常病棟に戻り、

病室で普通に笑える10日間がありました。


それがどれほど嬉しかったかわかりませんでした。


マッサージをしたり背中をさすったり、

たくさん話しました。



とても嬉しそうにしていました。


「今が一番幸せや、」

と言ってくれました。



でもまた年の暮れに悪化。


1月1日、地震発生。大阪も震度4、

さらに13階なので大きく揺れました。


手を握って

地震だよ!わかる?って言ったら

首を振っていました。(わからん)


でも一緒にいれて良かったと思いました。



その翌々日朝、

危険だと病院から連絡がありました。



最後まで看護婦さんと病室で

足を揉みながらお話ししていたなか、

心停止しました、、


もういいよと言ってくれたのかもしれません。


知り合いのお医者様が言っていました。


「僕は病死したい。

死を見つめる期間が欲しい。」


そうですね…その意味が少しだけ

わかったような気がしました。


今落ち着いて思えることは

とても貴重な3週間だったということです。


3週間というこの毎日の時間、

いつも以上に顔を合わして話すことができました。



私にとって心の相棒のような存在でした。


ケンカもしたけど

本当に仲が良かった。


今でも思い出すと涙がでてしまいます。


本当にありがとう。

心からのありがとうを送りたいと思います。


残してくれた大切な場所をみんなで守り続けたい、そう強く思っています。


会社のみんなも本当に支えてくれました。

ありがとうございました。


これからは心の中で一緒にいきていこうね。