人事関連に話になると、

「モチベーション」

という言葉がよく出てくる。

 

しかし不思議だ。

 

そもそもモチベーションは

自分自身で管理するものだ。

会社や組織が

関与するものではない。

 

 

なぜか?

 

まず会社は学校ではないのです。

学校はそこの場所にいれば、

先生が無条件で気をつかい、

関与してくれます。

 

しかし会社は違います。

説明しましょう。

 

まず会社がするのは、

顧客にサービスを提供する

顧客から対価を受け取る

会社が従業員に給与を支払う

です。

 

ここでモチベーションを

どうこう言っている人は、

こう考えることが多い。

 

会社から給与を受け取る

顧客にサービスを提供する

顧客から対価を受け取る

 

 

そしてこうなります。

「会社から給与を

もらっているから働き、

顧客にサービスを提供している」

 

 

どうですか?

さらにこの思考回路になっていると、

次はこうなります。

 

「給与分以上に

頑張るためには

頑張るための理由が必要だ」

と。

 

そこで出てくるのが

モチベーションというわけです。

 

いかがでしょうか?

 

つまりモチベーション

という言葉が

登場してくる時点で

すでにボタンのかけ間違いが

起こっているわけです。

私の経験からしても、

ほぼ100%でこうなってます。

 

逆に

「顧客にサービスを提供する」

ことが入口の人は、

モチベーションなどと言わない。

なぜならそこにモチベーションは

関係ないからです。

 

 

さらに言えば、

給与は顧客にサービスを

提供した対価として

受け取るものです。

 

もし給与を現在より

増やしたいのであれば、

顧客に対しより価値の高い

サービスを提供すればいいのです。

 

 

本来モチベーションとは、

目標や目的を達成する為に、

自分自身で上げるものです。

例えば弊社では、

表彰の機会があったり、

激励の機会があったり、

モチベーションを

上げるためと誤解されそうな

機会があります。

 

まったく違います。

すべては顧客への

付加価値提供から逆算し、

それをさらに

パワーアップする為です。

 

なぜなら会社の存続意義は、

顧客への付加価値提供です。

 

組織というのは、

仕事の為にあるものです。

組織の為に

仕事があるのではない。

これは極めて重要なことです。

 

ともあれおススメするのは、

モチベーション

 

という言葉自体を

脳から消去することです。