日頃の業務の中で、

 

例えば、

・外注先様の提案を判断する

・報告されたものを判断する

・利害を調整する

・内容を折衝する

といった業務は多いはずです。

 

かくいう私も多いのです。

 

これらは肉体的には大変ですが、

頭脳的には簡単です。

それに対して、

発明という行為は

頭脳的に非常に大変です。

逆に肉体的には楽です。

 

IT業界用語で、

0→1とか言いますが、

ニュアンスが違います。

チャライです。

 

 

仕事に慣れてくると、

この発明という行為を

避けるようになります。

言い訳も上手になります。

人間とはそういうものです。

 

順調な時はそれでもいいが、

不調もしくは向かい風の時に、

発明から逃げていると、

どんどんレッドオーシャンです。

 

それでもジリ貧の中で

もがくことになるので、

選択肢が少なくなってしまい、

無理をしてしまったり、

付加価値の低い行動をしたり、

総じてよくない結果になる。

その繰り返しでドツボにはまる。

 

相撲を想像してください。

土俵の中央と土俵際で

力士の選択肢は全然違うでしょと。

それと同じです。

 

 

だからいつも言うのです。

苦しい時ほど発明です。

発明の定義は、

答えを既存の延長線上に

作らないことと定める。

 

私がいつも論理的に

逃げるなど言うのは、

既存の延長線上だと

論理的に説明ができる為です。

 

逆にいえば、

これを逸脱する時、

論理的という防御も

また消えるわけです。

 

こう言うと、

私はそれが苦手です、

と割り切った人が結構います。

しかしそれは、

新しいことに挑戦する恐怖が

ばれないように、

もっともらしことを

言ってるだけでは

ないでしょうか。

 

根本的な話だが、

肉体的に大変だけど、

頭脳的に簡単な仕事が多いと、

結果は出ないです。

肉体的に大変な仕事も

必ず必要です。

 

しかし勝負を決めるのは、

頭脳が大変な仕事のほうです。

 

頭脳的に大変な仕事は

つらいです。

孤独の海を泳ぐことになる。

 

しかし、そういった仕事、

すなわち発明こそが、

会社を伸ばしていくことを

弊社の10年が

見事に物語っている。

自分でも痛いほど感じます。

大きく成長した会社を

細かく分析すると、

ほぼ100%発明で伸びている。

絶対の法則です。

 

もし仮に弊社が、

調整や折衝ばかりしていたら、

売上10億20億の地方の

弱小広告会社で終わってました。

それを苦しい時ほど、

手詰まりを感じる時ほど、

粘り粘って発明を出した。

 

まずは検証しましょう、

なんて生ぬるい温度感で、

取り組む人が多い中で、

必ず突破口に変えてみせると

粘り粘っているわけです。

 

試してうまくいけばいいなぁ、

という中途半端な人と、

必ず正解を創ってみせると、

取り組んでいる人とで、

結果が同じわけがない。

 

それらが解決策となり、

数字を積み上げてきたのです。

 

苦しい時ほど発明です。