私は39歳だ。

 

ところで先日仕事の際に、

広告のノベルティで、

ピルケースをつけた展開を

横で見ていた。

 

私の中では

それは厳しいのでは?

と思いつつ任せてみようと、

黙っていた。

 

すると意外にも効果がいいのだ。

私は驚いた。

 

 

また最近では制汗剤の広告も

これほど売れるとは、

予想できなかった。

これにも驚いた。

 

 

そして感じた。

自分の中の感覚がおっさん化し、

少し社会とずれていないかと。

 

例えば最近の歌を聞いても、

全然歌が入ってこない。

感性を体感できない。

あいみょんとか言われれも、

ピカチューと同じ感じで

受け取ってしまう。

 

 

なるほど、人間というのは

こうやって老いるんだなと。

 

しかし、最も最悪なのが、

老いる自分を自覚できず、

自分の感覚や基準を

いつまでも

絶対視してしまうことだ。

 

 

人間は必ず老いる。

特にクリエイティブ的感覚は

老いが証明されている。

 

 

人間は白髪も生えるし、

疲れも取れにくくなる。

それと同じで、

感性も老いていく。

 

だから自分が

違和感を感じることを、

すべて排除していると、

あっという間に老害です。

 

自論に固執して、

聞く耳をもたないと、

老害まっしぐらです。

 

ましてや社長という立場なら、

権力があるので、

それを振りかざしかねない。

 

社員が気をつかって

「社長の言う通りですね」

と言われてしまう。

すると、老いてズレている

自分に気付かず、

あっという間に裸の王様です。

 

 

誰よりも、

自分自身が自分に対して、

敏感でなければ

ならないと思う。

 

冒頭の2つの事例を通じ、

あらためて感じた。

 

それを自覚した上で、

機会の最大化を阻害しないよう、

客観視しておかないと、

自分が会社の成長を

停める要因にもなりかねない。

 

その観点から考えても

衆知が集まる環境こそ

会社のアキレス腱です。

 

最近流行りの

ダイバーシティとかいう

言葉はピンとこないが、

衆知が集まる経営の為には、

自分の足るを知ることだ。

そのきっかけが老いでもいい。

 

老いと伴走する。

根性論ではなく、

その理想の形を見つけたい。