先週、弊社の若手社員と会話していて、

前職の状況を聞いた。

そこでおもしろい話があった。

 

彼女曰く

「社長は会社に来ないし、

別荘やクルーズを買って、

全然仕事もしていなかった」

と話していた。

 

よくよく聞いてみると、

夜は飲み歩いて、

無駄なお金の使用も

多かったようだ。

規模も売上20-30億で

こういう会社って多い。

フェラーリなんかも

このクラスの経営者が

数多く買います。

 

当然その前職先は、

現在鳴かず飛ばずの状況です。

 

 

さて、今回のブログのテーマは

「経費」です。

 

経営で最も重要なことは、

「無駄なお金を使わない」

ことだと思う。

 

例えば日本電産永守さんは

これまでM&Aに一度も

失敗したことがない。

70社以上もM&Aしたのに。

 

そして初手で行うことは

徹底的な経費削減です。

それで収益化する。

 

何より最も重要なことは、

「実際に」それで、

収益化できていることです。

つまり無駄なお金を削れば、

会社は健全になるわけです。

 

もう一度言います。

画期的な新商品によって

収益化したのではない。

無駄を削ることで、

収益化できるのです。

 

 

世の中の優良企業を見れば、

超厳格に経費を管理する。

そうやって収益を

維持できるので、

雇用を維持できる。

雇用を維持できるので、

社員は生活設計ができる。

だから安心して働ける。

 

ROIという言葉がある。

リターンオンインベストメント、

つまりお金を使って、

いくらリターンを得るかです。

1円の経費であっても、

それを使うことで、

何が得られる?

それを常に考えることで、

無駄なお金は消滅する。

 

これはケチとは異なります。

ケチとはROIが

あろうがなかろうが、

とにかく支出を拒みます。

そうではなく、

常にROIを問いつつ、

お金を使えばいい

ということです。

 

ROIがあうならば、

またあうと予測するなら、

どんどん投資すればいい。

いたってシンプルです。

 

以前、誰もが知る大企業の社長が、

経費を全部自分で

チェックしていて、

たまげたことがあった。

時価総額1兆円超えています。

 

つまりは些細なことを

きっちりできるかどうかで

企業は決まってきます。

 

そのことを思い返したブログです。