15年前くらいでしょうか。

起業前のことです。

 

京都の某有名企業では

広告代理店や制作会社、

システム会社など

関係者が一同に集う会が

毎月催されていた。

当時は私も24歳のサラリーマンで

会議参加者は全員年上でした。

 

そして最近その時の各社が

15年経て今どうなったか、

決算書などを入手し、

まとめて分析を行っていた。

 

対象10社のうち、

存続:8社

消滅:2社(1社休眠)

でした。

 

存続8社のうち、

会社が成長:1社

ジリ貧:7社

という内訳でした。

 

ジリ貧7社のうち、

半分が社員がほぼ消えて、

社長のみか社員1-5名です。

厳しい世の中です。

時間は残酷です。

 

 

じゃあ、10社の中で、

1社と残り9社を分けたのは

一体何だったのか?

 

それは「変化」でした。

これは文字にすると、

そうかぁとみんな納得します。

しかし、わが身に降りかかると

全力で抵抗するものです。

 

ようは明日からの仕事が

ガラっと変わるのです。

やったこともない仕事に

挑戦しなければいけない、

そんな時があります。

 

 

でも生き残るのは

そういう会社だけです。

つまり社員からすれば、

「憂鬱」な仕事がある会社です。

 

幻冬舎見城社長の言葉を借りれば、

「憂鬱でなければ仕事じゃない」

です。

 

逆にいえば、

昨日の延長線上のような

今日がある会社は

おのずと消えていきます。

わいわいがやがやして、

ぬるま湯の中で、

あなたの会社は倒産するか、

憂鬱の中を脱皮して

あなたの会社は発展するか、

どっちですかという話です。

 

弊社も憂鬱が足りないと感じる。

つまり過去の延長線上に

明日の仕事があるのです。

 

弊社は2013年創業で

11年目を経過していますが、

収益基盤は少なくとも4回変わった。

 

 

誰もが変化の重要を

知っていることでしょう。

そういう名言も多い。

 

でも変化しないのです。

それを社会や会社、

何かのせいにして、

変化できないことに

目をつぶってしまいます。

私生活はそれでいいのですが、

会社ではそれは困ります。

 

今あなたには、

方法もわからぬ憂鬱な仕事はあるか?

目標と現実とが乖離していて

苦戦している仕事があるか?

上司に詰められまくる

憂鬱な仕事はあるか?

 

これらがあれば「正常」です。

それらの中で、

もがき苦しんでいれば、

変化のチャンスです。

もしないならば早急に

自らを省みたほうがいい。

未来がないからです。

 

憂鬱こそ変化の暁光です。