弊社は11月決算なので、

いわば12/1が新しいスタートです。

 

また、4/1は世の中的にも

入社式や新年度になります。

 

弊社でも3月末の総会で

今後の方針発表をしました。

 

しかし、私がいくら話しても、

具体的行動に結びついていないと、

それはわかったうちに入らない。

在宅勤務を縮小し、

広告品質の向上を話しました。

折しも紅麴問題もあります。

極めて緊張感が高い状況です。

 

 

ではわかっているかどうか、

それを簡単に見抜く方法がある。

4/1に誰が会社に来たかです。

それを見ていました。

 

月初なので

京都は私ともう1名は

ずっとルーティンでいます。

問題は大阪支社です。

 

さてどうだったでしょうか。

結論、1人しかいませんでした。

コミュニケーションの温度を

上げていこうと伝えても、

現実はこうなのです。

私のコミュニケーションの

温度も伝わっていないんだなと

反省するきっかけになりました。

 

なお、3月に大問題を

起こした会社も

誰も来ていませんでした。

 

私は組織を過保護に

しすぎたかもしれません。

中小企業から中堅企業へ

脱皮しようとする今、

これじゃいけないのです。

 

 

しかし1人は

4/1に来ていました。

広倉です。

最も成果を出している人間です。

団結は中心者で決まります。

仕事ぶりにも出ている。

常に先手を打っている。

会社が成長し、規模も拡大すると、

コミュニケーションの温度が

極めて重要になります。

地味なように見えますが、

それが会社を決めることは、

ベンチャー企業から

大きく飛躍したたくさんの企業が

見事に証明してくれています。

 

また逆の意味でいえば、

温度不足を告知するかの如く、

ここ数カ月で起こったトラブルは

本質はすべて温度に伴うものです。

 

 

さて、私はいつも言いますが、

人間の能力に大きな差などない。

東大卒の人間も高卒の人間も

今はビジネスしていますが、

大差なんかないです。

差が出るのは意識の差です。

 

 

我々はマーケティングの仕事です。

ではマーケティングとは何ですか?

 

「人の心を動かすこと」です。

心が動くから購買行動に繋がる。

心が動くから具体的行動になる。

ではお客様の心を動かすには

どうしたらいいか。

まず自分の心が動いているかです。

そして心が動いているならば、

足が動くわけです。

 

逆に言えば、足が動くかぬ者が、

人の心を動かせるわけがない。

なぜなら道理にかなって

いないからです。

それは観念です。

 

だからこそ高杉晋作は言ったのです。

闘将の心情を表した見事な句です。

 

「真があるなら、今月今宵。

 あけて正月、だれも来る。」

 

明治維新という大義は、

今日の夜来たかどうか、

それで人間を峻別し、

見事に成し遂げられた。

能力ではないのです。

ましてや学歴や性別、

育ちでもない。

そして日本を変えた。

 

4/2や4/3ではダメなのです。

誰に言われていなくても、

4/1にそこにいるのかどうかです。

 

何度だって言いましょう。

「真があるなら、今月今宵。

 あけて正月、だれも来る。」