2023年7月28日
朝6時「おはようございます。検温してお待ちください」の館内放送。病院の朝は早いんだな。検温と、また採血される。注射は痛いなぁ。でも、こんな痛さは、これからの治療を思うと、可愛すぎる痛さなのだろう。
昨日から食事取ってないのでお腹空いていた。8時半、ようやくやってきた食事は、すんごい薄味で、ポソポソしたご飯で、でも噛み締めながら美味しくいただく。お腹が張ってるので、ゆっくりゆっくり。ご飯は少し残してしまった。
暇かな、と思っていたら、看護師さんとか、栄養士さんとか、先生とか、事務局の人とか、どんどん「高橋さーん」とやってくるので、意外と忙しい。ところで、病院は、何をするにも毎回名前を確認されるが、私は普段、結婚前の「青崎涼子」で生きているので、この病院で何度も何度も「高橋涼子 1972年5月2日生まれ」と言わされると、違う人格になった気がしてしまう。舞い込んできた病気と闘うのは、高橋涼子なんだな。よくわからないけど。
熱は下がったり上がったり、暑くなったり寒くなったりで、その度に優しい看護師さんは「電気毛布持ってきますね」「氷枕必要ですよね」と甲斐甲斐しく用意してくださる。
シャワーの予約を取ってくれてウキウキしてしていたけれど、昼食食べたらまた39度まで熱が上がってしまい、シャワー中止。ちぇ。
若い医師がやってきて、「MRIとCTの結果が出たので、お伝えしましょうか。早く知っておいた方がいいですよね。子宮体癌、ステージ二か三か。抗がん剤治療と、子宮からリンパから全部摘出の大きな手術になりそうです。質問ありますか」と、サラリと事務的におっしゃった。うーむ、いきなり質問はと言われてもなぁ。
仕事は1年間はできなかろう。というか、この後、登山ガイドとか、ロングツアー同行の仕事なんて、できる日はもうないのかな。
これから辛い治療の1年間が始まるのか。1年、長いよね!先生は、「とりあえず、今に集中しましょう。まず感染症を治すことです」とおっしゃるが。いや、遠くも見ておかないと、治って普通の生活している自分を想像できないと、永遠に続く地獄でしかない。
まだ他人事のような、心では受け止めきれていない、ふわふわした感じ。
点滴を受けながら、心が弱くなっている私は、泣く。この数日、ふとした瞬間に、シクシクシクシク泣いている。
夜、ぽんちゃんがきたら、どう言うかね。
週末やってくるらしい両親には、どう言ったら良いのかね。
今月頭は、北海道の山歩いていたのに、人生本当に、一瞬先は闇。コロナで強くそう思ったけれど、こんな展開は、想像してなかったな。。。 人生はしんどいな。ズタズタになる身体と生きていく人生は、今までとは全く違うものになりそうで、未来が描けない。
今日やったこと
*抗生剤点滴2回
*解熱剤点滴3回(このすばらしい薬は、1日3回までなので、計画的に使わないといけない)
*鉄分点滴1回
*鉄分リモナ錠剤2錠
*冷徹な若先生の往診で衝撃の告白をされる
夜、ぽんちゃんが会社帰りにくる。会社から電車一本。自宅までも電車一本、便利な場所であることは何気に重要なファクターだね
uterine cancer =子宮体癌