仲直りする度にまたケンカを繰り返す。
仲の良い時間より、ケンカしてる時間の方が長い。
私の力不足です。
どうしようもありません。
話す言葉も見付からないくらいに、地雷を踏まないよう遠慮しながら手紙を送る。
いつも、同じような挨拶。
余計な事を書く勇気もなく、腫れ物に触れるように用心する。
そんなお付き合いが上手く行く訳はない。
彼女がもう少し強ければ。
もう少し強い気持ちをもってくれれば何とかなるものを。。。
最初から諦めていれば勝ちはない。
自宅から4、500m位離れたところにローソンがある。
そこに、不祝儀袋を買いに行った。
途中、古びた一軒家の周りがやたらと人だかりがしている。
黒く焦げた屋根や外壁、どうやら火事があったらしい。
外回りはまだ残っているが、扉や窓は火によるものか、消化活動によるものか全て割れて、開口部周辺は焼けている。
小火程度ではなく、かなりの火災だったみたいだ。
焼け落ちた壁の一面から中が見えたが、内部は炭となっている。
家外には、黒い炭の塊のような家具やバラバラになった畳が濡れてビチャビチャのままうず高く積まれている。
その周囲では、その塊を掘り出しては何か探している。
どうやら家人らしい。
以前の会社の先輩が火事にあった友人の話をしていたが、一番辛いのは写真などの思い出が焼けてしまったことらしい。
確かに全て黒焦げで、たった一つの品を見つけるだけで大変な作業だと思える。
残材をひっくり返している家人の気持ちは如何ばかりか。
ちょっとしか離れていないのに、わずか数百m先の場所で不幸が起こっていた事実は悲しい。