携帯を弄りながら自宅を出る。
道路に抜けるまでの路地で、靴底に妙な感触。
靴裏に石がくっつき取れない。
道の端の土に押し付け靴裏を拭う。
予想通り、うんが付いていた。
朝からついていない。


昨日右足を何かが伝ってジーンズの裾からポロリとアスファルトの上に転がった。
婚約の時に家内からお返しで貰ったペンダントの鎖が切れて落ちたようだ。
この19年で2回目である。
修理に出さなければならない。
早速、ダイヤの回りに付いた垢を落とすためにレモン汁に浸けた。
このペンダントは四谷にあるエイトスターで求めたものだ。
石には人を癒す力がある。
人それぞれが持つ波長と石の持つ波長がシンクロすれば、大きな不幸は訪れないという理論で、高い石を売り付ける訳ではなく、その人に合った大きさ、カラー等をテスターで調べてくれる。
これが、不思議とそれから大きな災禍が起こらない。
いや、一度遭ったが、車に撥ね飛ばされても打撲で済んだのはこのペンダントのお陰とも思い大事にしている。
ところが、これがレモン汁の中であり、今日は身に付けていない。
修理に出して帰って来るまで不安である。
さっそく、今朝はうんを踏んづけてしまった。
運が付いているのだか、付いていないんだか。
明日は名古屋、大阪出張で帰りは飛行機。
俄に不安になる。
夫婦喧嘩中である。

もう、3月の飛び石3連休のこと。
会社から自宅へ帰ると、家内が子供の塾費用の話をし出した。
要は4月から塾の費用が増えるからその分生活費を増やすか、支出を減らせということらしい。
月に40万の生活費を渡しているのに?
その物言いに腹が立ち、家内の浪費癖と家事のズボラさを解りやすく丁寧に指摘した所、翌日から挨拶すら返事しない。
まさに、一言も口を利かなくなった。

きっと、私の指摘が余りに的確過ぎたのでしょう。
「信じられない!」と言ったのが最後の言葉でした。
たまのケンカで1週間口を利かないことはあったが、今回は長い。

日頃から、疲れて帰ってもペラペラと聞きもしないことを、要領も脈絡もなく話すことに閉口していたし、自宅で寛げる時間があまり取れない私には、無駄な会話をせずに済み、助かることとなった。
これが長く続き、私が自宅に帰ったら姿を隠してくれたらどんなに自宅で憩えるものか…

それが、昨夜は久しぶりに口を開いた。
24日振りに。
昨日は高学年保護者会である。
家内が学校へ行ったところ、学校の至る所で「ご主人とケンカしているんだって?と言われたわ。何で家庭の事を言い触らすの?」と文句を言われました。

それはそうだろう。
私はPTA会長をやっている。
家内も以前副会長をしていたため、「奥さんに伝えて」とか頼まれるが、無下に断れない。
事情を説明してご納得願うことになる。
それを3週間余りやっていたら、自然と話は広まるだろう。
これは人の噂の広がり方を検証する絶好の機会とも言える。
卒業式、入学式で、子供達にあいさつの大切さを説いたが、いやが上にも説得力が増す。
ソクラテスはこのように悪妻に鍛えられたのかと思いを馳せる。
さて、記録は24日で途切れたが、今朝も口を利かず。
まだまだ「戦闘中」である。
年度が変わったとたんに忙しくなる。
入学式が終わると、PTA総会、運営委員会と先生方の勧送迎会と続き、間に青少年対策会議の地区行事もある。
PTAの委員の選出も依頼しなければならないし、各行事の案内書類の作成、発送もしなければいけないが、新役員は要領が解らずあてにできない。
「あー、終わった、終わった」と思っている悠長な旧役員は使い物にならず、会長、副会長で何とかこなすことになる。
最近は、会社の仕事よりPTAの仕事の方が頑張っているのではないか?という気がする。
そんな中、唯一の楽しみは、女性に囲まれて仕事が出来る位のものか?
大きな行事の時は、さすがに気合いを入れ、胸や脚を強調したお洒落をしてくるところは、やはり女性だなぁと思わせる。
女性の生態を勉強するには、女性に囲まれた場所の方が的確である。
早いうちに経験しておけば、今のかみさんに捕まることもなかったと後悔してももう遅い。
女子高の先生を目指せば良かった。