会社帰り、恵比寿に髪を切りに行った。
帰りの山手線内回りの事である。
車輌に乗り込むと巨漢ばかり、これだけ多くのデブを一度に見たことがない。
社内はえらく窮屈である。
しかも、脂肪臭がする。
最悪である。

そんな狭い中、目黒で脚の悪い方が杖を突いて乗り込んでくる。
続いて五反田では、右腕を骨折した人が、狭い車内に腕を庇いながら隙間に身を埋める。
電車が揺れれば固めた腕に衝撃がありそうで怖い。
しかも、大崎に着くと、目の不自由な方がステッキを叩きながら乗り込み扉に張り付く。
何故、拠りにもよってこの車輌に?

人間、前世の因果がこの世に現れるという。
何かしたのか、この人達は?
デブに苛まれる前世とは何だろうか?

デブは品川でも吐き出されなかった。
品川で乗った方はどんな人だったのかは確認していない…

思えば私も同じ車輌だった…
私も何かしたのか?
前世で相撲取りでも苛めたかなぁ?
どうせなら、女性ばかりの車輌に乗りたいものだが。
人生そう上手くはいかない。
捕まってしまう…しょぼん