丸ノ内にあるスポーツジムに通っている。
しかし、最近は忙しくて週一回。
今週も忙しく、月曜の夜しか時間が取れなかったのだが、昨夜はジムの前まで行き、気が乗らずに踵を返した。
週末の青少年対策委員会の行事で疲れていたのもあったが、他にも理由がある。
ジムの男性更衣室にあるトイレの個室が脳裏に浮かんだためだ。
先週、この一番奥の個室に籠ったところ、出るに出れなくなった。
ここには、TOTOの最上級の大便器が設置されている。
用を足してお尻を洗っていたら温水シャワーが止まらない。
リモコンボタンの接触不良か何かでずーっとお尻の穴をめがけて噴水が出っ放しである。

暫く我慢して座っていたが止まらない。
我が家でもお馴染みのリモコンなので、リモコンをあちこち弄ってみたがダメ。
少しお尻を持ち上げて、便座に荷重が掛からなければ止まるかと思ったが、これも感知しない。
いきなり立ち上がって蓋を閉めようにもスラックスが情けなく濡れてしまう。
思案にくれて、15分程我慢したあとリモコンを掌で叩いたら止まった。
急いで身支度をし、個室を出た。
あのまま、止まらなかったらどうなったであろう?
ジムのトイレで一晩明かすことになったか?
いや、お客が一人帰ってないと大騒ぎになり、捜索隊が結成されて、個室でお尻を出したままの状態で発見されていたかもしれない。などと考えるとジムのトイレに入るのが怖くなった。
しかし、それをフロントに言わずに帰ったので、トイレを覗くと出るに出られずに個室に籠っている人が居るかも知れない。
そう思うと気の毒になる。
そんなこんなを考えているうちに行く気が失せてしまった。

そう言えば、思い出した。
ウォシュレットがまだ出回る前、初めて見た時に、どうなるのか覗き込みながらボタンを押したことがある。
ウォシュレットで顔を洗った最初の人は私かも知れない。
これが個室恐怖症のトラウマだったか?