やっぱり始まってんじゃないの?
第三次世界大戦…
現在、世界的に軍事的な緊張が非常に高まっていることは事実ですが、国際政治や軍事の専門家の多くは、現在の状況が「第三次世界大戦(主要大国どうしが直接全面的に戦う世界規模の戦争)」に至っている、あるいはすでに始まっているとは定義していません。
不安に感じられる背景には、ロシアによるウクライナ侵攻、緊迫する東アジア情勢(台湾海峡や北朝鮮の動向)、中東地域での激しい衝突など、複数の地域で深刻な紛争や対立が同時に、かつ長期にわたって起きている現状があります。
専門家や国際機関の間では、現状は以下のように分析されています。
現状が「第三次世界大戦」ではないとされる理由
- 主要大国間の直接交戦の回避: アメリカ、中国、ロシアといった核を保有する主要大国は、互いに直接的な軍事衝突(全面戦争)を起こさないよう、外交的な防衛線や意思疎通のルートを維持しています。
- 限定的な地域紛争の複合化: 現在起きているのは、地球全体を巻き込んだ一つの巨大な戦争ではなく、それぞれの地域固有の歴史や政治背景に基づいた「局地的な紛争」が複数同時に進行している状態です。
- 国際社会による抑止力: 国際社会や同盟関係(NATOや日米同盟など)は、これ以上の戦火の拡大を防ぎ、決定的な大国間戦争に至らせないための「抑止力」として機能し続けています。
一方で、AIの軍事利用や無人機(ドローン)の普及、宇宙・サイバー空間での対立など、戦争の形が従来の「目に見える大戦争」から「新しい領域での複合的な戦い」へとシフトしていることも、世界的な緊張感や不気味さを強める要因となっています。
ジェミニに聞いてみました。
高市早苗首相と小泉進次郎防衛相が2026年9月2日に防衛省の「自衛隊指揮官幹部会同」で訓示を行ったのは、中国の軍備増強などによる安全保障環境の悪化や、年末に控える安保関連3文書の改定を見据え、防衛力強化への決意と新しい戦い方への対応を促すためです。
訓示の主な理由と背景
- 安全保障環境の変化: 日本周辺の緊迫する情勢や複雑化する現実を直視し、既存の常識にとらわれない防衛力の抜本的強化が必要であるため。
- 新領域(AI・無人機など)の活用: 年内の安保関連3文書改定に向け、人工知能(AI)や無人機(無人アセット)、宇宙・サイバー・電磁波といった非伝統的領域への対応を急ぐため。
- 組織や制度の不断の見直し: 上意下達になりがちな自衛隊の組織・制度を現場目線で不断にチェックし、変革を促すため。
- 同盟国・同志国との協力と処遇改善: 小泉防衛相が共同訓練を通じた協力の重要性や、自衛官の処遇改善・退職者支援に取り組む姿勢を示すため。