1. 老朽化した原発が増えているため
    多くの原発は運転開始から40年以上が経過し、設備の更新や廃炉が必要になっています。そのため、古い原発を順次、新しい原発に置き換える考えです。 
  2. 電力需要が増えると見込まれているため
    AI(人工知能)のデータセンターや半導体工場などで、今後は電力需要が増えると予測されています。安定して大量の電気を供給する電源が必要だという考えがあります。 
  3. エネルギー安全保障
    日本は天然ガスや石油の多くを海外から輸入しています。国際情勢によって燃料価格が高騰したり供給が不安定になったりするため、国内で安定して発電できる原子力を一定程度維持したいという考えがあります。 
  4. 脱炭素(CO₂削減)の目標
    2040年ごろまでに温室効果ガスを減らす目標があり、発電時にCO₂をほとんど出さない原子力を活用する方針です。政府は2040年度の電源構成で、原子力を約2割とする目標を掲げています。 

一方で、この方針には反対意見もあります。

  • 建設費が非常に高い。
  • 福島第一原発事故の教訓から、安全性への懸念がある。
  • 使用済み核燃料(核のごみ)の最終処分場の問題が解決していない。
  • 再生可能エネルギーを優先すべきという意見もある。 

つまり、政府は「安定供給・エネルギー安全保障・脱炭素」を理由に建て替えを進めようとしている一方で、安全性やコスト、核のごみの問題から賛否が分かれているという状況です。