日本郵船は、船にLNG(液化天然ガス)を補給する事業を強化するため、LNG供給会社「アヴェニールLNG」の株式50%を取得し、共同経営に乗り出すことになりました。


LNGは、従来の重油に比べて二酸化炭素の排出が少なく、環境対策として世界の海運業界で需要が急速に高まっています。今後、LNGを燃料とする船が増えると見込まれることから、その燃料を供給するビジネスは非常に重要になります。


これまで日本郵船は主に「船で貨物を運ぶ会社」でしたが、今回の出資によって、船に燃料を供給する分野にも本格的に参入することになります。つまり、運ぶ側だけでなく、船を動かすためのエネルギー供給も担うことで、海運業界における存在感をさらに高めようとしているのです。


また、この取り組みは環境負荷の低減にもつながるため、脱炭素社会に向けた重要な一歩ともいえます。今後は、再生可能な原料から作られる「バイオLNG」などへの展開も期待されています。


要するに、日本郵船は将来を見据えて、船を運航するだけでなく、船の燃料供給まで手がける総合的な海運・エネルギー企業へと進化しようとしている、ということです。✊