■ 分収造林事業とは何だったのか


兵庫県の分収造林は、

  • 県(または県の外郭団体)が資金を出して植林
  • 山の所有者と将来の木材収益を分ける
  • 戦後〜高度成長期に全国で広がった制度


という仕組みです。


前提は「将来、木材価格は上がる」でした。


しかし――

1990年代以降、輸入材増加で

木材価格が暴落。


採算が崩れました。ガーン



■ 兵庫県で何が起きたか


① 1990年代〜2000年代

  • 既に赤字構造が明確
  • 収益見込みはかなり厳しい状態にしかし、

👉 すぐに清算せず

   「見直し・延命」方針


理由は:

  • 山主との契約問題
  • 一括整理すると巨額損失が表面化
  • 政治的に重い判断



② 井戸敏三知事時代(2001〜2021)


井戸敏三

  • 経営改善計画を策定
  • 契約見直しや整理を進めるが
  • 抜本的な債権処理までは踏み込まず
結果:「構造的に厳しい」

         状態は続いた


ただし、

全国的にも多くの自治体が同様問題を抱えていたため、

兵庫だけが特別放置というより

全国的な林業政策の後遺症”という面もあります。



■ そして現在


齋藤元彦

  • 債権662億円の放棄を検討
  • 事実上の破綻処理


これは

 帳簿上の不良債権を一度整理する決断

 批判を受ける覚悟が必要な政治判断


でもあります。



■ 「放置」だったのか?


ここがポイントです。


🔴 90年代以降、赤字は明白

🔴しかし契約関係が複雑

🔴一気に処理すると巨額損失が確定

🔴政治的リスクが非常に高い


そのため、

歴代知事が“先送り気味”だったのは

事実ですが、


「完全な放置」かというと

「段階的延命策」だった、という見方もあります。←ずるい。