「ずっと、ずっと好きでした。」
なぜか、マリの“好き”は過去形だった・・・
―嫌な子だという印象で別れたくないっ―
マリがケンくんを困らせないために決心したことだったのだ。
ケンは驚いたようだったがしばらくして
「僕はずっと好きだよ」
ケンは笑顔でそう言った。
そして
「遠くたって、マリさんのことは忘れないから」
マリは自分の中で何かが軽くなるのを感じた。
―あれから一年。
マリは大学生になっていた。
「遠くたって、ケンくんのことは忘れてないから・・・」
ケンくんへの思いを込めた手紙をくくり、
風船を見つけたあの丘でマリは静かに
風船から手を離した・・・ END