西郷どんを演じる鈴木亮平が語るところでは、
西郷どんは、共感力の人
なのではないかということです。
かわいそうな人に接すると、いてもたってもいられなくなる。
何とかしてあげようとしてしまう。
西郷どんは、最後、反乱軍の総大将に担ぎ上げられてしまい、
明治政府軍と激戦を繰り広げた末、自決してしまいます。
そのときも、薩摩で若者たちが、彼らなりの世直しの志に燃えて武装蜂起したとき、
わたしは関係ありません、若い衆が勝手にやったことですとは言えなかった、
滅びるならばもろともに、という感情に支配されてしまった、
のかも知れません。
さて、ひるがえってわたくしのことを考えますと、
どうもこの共感力というか、他人のために必死になる気持ちが薄い。
それが小学生のころからの悩みです。
いま、知り合いの一人に、とても苦しい状況の人がおり、
へたすると1年以内には練炭で旅立ってしまうんではないかと思っていて、
何とかしようと、わたくしなりに奔走してきたつもりなのですが、
何の進展もないうえ、どーも本人は、そんなわたくしをウザがっている気配で。
親切の押し売りになってもいいからできる限りのことをしよう。
と、思っていたものの、そもそも、
わたくしに、
本当にこの人を何とかまっとうな軌道に戻してあげたいと思う気持ちがあるのか、
ウザがる態度を見たあと、とっくりと考えてみまして、
どーも、その気持ちが薄い。
結局、不幸な人を見たら何とかしてあげないといけないという道義心に忠実であろうとしているだけで、
心情として、その人の幸福を願っているのか自問すると、
どーも怪しい。
これは真剣に取り組むべき問題だと思います。
ちょっとちがうかも知れないけど、ドラマ『リーガル・ハイ』で、
堺雅人えんじるコミカド弁護士が、かわいい界の女王ガッキーえんじるマユズミに、
「君が正義とか抜かしてるものは、上から目線の同情にすぎない。
その都度、目の前の可哀想な人間を哀れんでいるだけだ。」
と言っていた。しみるセリフです。
36分58秒あたりです↓