それがこれ。
たまたまインド行きの仕事が入ったので、海外ロケできるじゃんと心躍らせた。だが場所は異国の高級リゾート。同行者もいるし現地スタッフもいる中、アイドルの曲に合わせていいおっさんが自撮りしていたら、間違いなく奇異に映るに違いない。そして仕事上の信頼までももしかしたら失うかもしれない。このような非常に危険な状況で撮影を行った。両隣が関係者なのでかすかに聞こえる音量に合わせ部屋で撮影したのが、インドと立ち寄り先のシンガポールのホテル。他まだスタッフや他の客が起きてこない日の出午前五時頃ホテルの敷地内を歩き回り部分ごとに撮影した。音は早朝のため迷惑にならないように控え、自分の頭の中で音をイメージ再生し取り組んだ。だがこれが間違いだった。意外にも早朝散歩する客が多い。ホテルなので24時間警備スタッフが巡回している。朝食準備のスタッフが出勤してくるなど、奇妙な踊る日本人の中年は怪しさ全開になってしまった。その焦りからかイメージの音のテンポが実際のテンポより早くなり、音と振りのテンポが合わず、全てボツにせざるを得なかった。そこで旅行記的な感じでまとめることに切り替え、現地のハイライト映像とこの曲のテーマである心のプラカードをかざす映像と組み合わせて完成させた。