こんばんは。
僕にとって,水曜22時に放送している「僕のいた時間」は,
「生きる」ことを考えさせてくれています。
昨日放送の回も,スゴく考えさせられました。
ALSという病気にかかった主人公は,
いよいよ呼吸筋の麻痺が始まってしまいました。
こうなると,人工呼吸器の取り付けによってしか生きられなくなる将来が身近になります。
人工呼吸器を付けている人を見たことが無い僕だけど,
どうやら喉の部分を切り取って,
そこに機材を付けるらしいんだよね。
で,人工呼吸器は,1度付けたら外すことができないそうです。
更に,人工呼吸器を付けたら喋ることができなくなります。
ALSは体全体の筋肉が衰える病気なので,
体のどこか一部分でも動く部分があれば,
その筋肉を使って自分の気持ちを伝えることができます。
でも,動く筋肉が無ければ,
自分の気持ちを伝えることができないまま,
呼吸ができる限りずっと生きていなければならないのです。
三浦春馬君が演じる主人公も,
人工呼吸器を付けることに恐怖を感じています。
でも,両親や友達は人工呼吸器を付けることを勧めます。
確かに,身近な人からすれば,
もしかしたら医療が発達して,
ALSのような難病の治療法がいつか見つかるかもしれない。
だけど,本人からしたら,
そんなの生きてるなんて言わないよね。
このドラマ,道徳の授業に使えるな,と思ってしまいました。