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- 子どもの才能は間取りが育てる (マイコミ新書)/諸葛 正弥
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著者の諸葛先生は,建築家としても活躍しており,
更には教育者としても大活躍している方です。
題名で選んだ訳ではなく,
諸葛先生の本を片っ端から読んでいる為に買った本です。
僕は学生時代に塾講師をやっていましたが,
それに詰まった時にお世話になった先生です。
いわば塾のコンサルをやってる方ですね。
今ではちょっと珍しい塾をやってるみたいです↓
もうね,「はじめに」を読みながら興奮してましたよ。
ホントにおもしろい本です。
ちゃんと日本の歴史と照らし合わせて書かれています。
そもそも子ども部屋は必要なのか?
諸葛先生は必要だと主張していますが,
その子ども部屋は勉強部屋である必要はないとしています。
なるほど,納得ですね。
僕自身,6畳ほどの子ども部屋を与えられて育ちましたが,
そこに籠ることが必ずしも良くはないもんね。
子ども部屋に籠ることで親とのコミュニケーションが取れなくなり,
引いては人に合わせたりといった共存の精神が薄れていくということです。
確かにそうかも。
便利が必ずしもいいってことじゃないよね。
確かに誰にも気を遣わずに生活するのは楽だけど,
日々の生活の中で他人に迷惑を掛けないように考えていくことで,
家族じゃない人との生活も円滑に進めていけるわけだ。
勉強部屋は家族共用でリビングに作るっていうのも非常におもしろいね。
で,テレビを置くのはリビングではなく,
他のあまり行きたくない汚い部屋にするってのが,
安河内哲也先生と同じ気がしました。
テレビの存在って大きいんだね。
確かに僕の実家もテレビがないと生活できないと考えているようです。
この本では,家の間取りという観点から学習を考えていますが,
それだけでなく,「便利=良い」が成り立たないということを教えてくれた気がします。
とてもおもしろい本です。
最近読んだ本の中では最高ですね。
皆さんにおススメします。