たまにはラーメン以外のことだって書きます。


昨日,大学の研究室の2つ下の後輩に会ったんです。

何でも,僕が今いる会社を第一志望にしたいって言うからさ。


その中でやっぱり研究室の話は出ました。



うちの研究室がどういう研究室かというと…


そもそもね,僕が3年生の時にその先生はうちの大学にやってきたんです。

それまでは別の大学にいたのね。

だから,先輩ってのは1個上に3人いるだけで,

あとは他の大学にいるだけだったのよ。


そしたらさ,僕は3年生の時に受けたその先生の授業がおもしろくておもしろくて。

どうせやるならその授業内容の研究をやりたいと思ってさ。

その研究をやってるのはうちの大学ではその研究室しかなかったのね。


で,その研究室ははっきり言って人気のない研究室だったんだけど,

僕にとっては他の先生は話しやすくなくて,

その先生だけが僕の話を聞いてくれるような気がしていたのよ。


さらには,家が近いと言うじゃありませんか。

隣駅ですよ,隣駅。


家から2時間近く大学に通ってた僕からしたら奇跡だよね。


そして,研究室にも何度か顔を出し,先生とも仲良くなれました。

何か,言ってることはよく分かんなかったけど,

教育に対する熱さが本当にスゴくて,

当時塾で熱血講師として働いてた僕も共感できる部分があったんだろうな。

もうね,他の研究室は見えてなかったね。


まぁ,そんな訳で倍率0.5倍の難関をくぐり抜けて僕は研究室に入りました。


最初の1年は正直,研究は好きではなかったけど,

先生のことは心から信頼していました。


でも,2年目からだんだんとその理不尽さが嫌になってくる。


他のメンバーはもっと早い段階から気づいてたようだけどね。


その先生は当時助教授・准教授だったのね。


まぁ,どの先生も教授になると温くなるって言ってたんだけど,

あの先生はきっと教授になっても学生を一生懸命育てるんだろうなぁ,

と思ってました。


だってさ,週に1回必ず先生が自ら学生とディスカッションするんだよ。

これってあんまりないことなんです。

そこまで時間取れないからね。


まぁ,その時間がだんだん嫌になってくるんだけどさ。



で,その先生も昨年の4月に教授に昇進したそうです。

僕たちが卒業したすぐ後ですね。


そしたら…

何と先生は指導をあまりしなくなってしまったそう…。


う~~ん,外国人の留学生ばかり研究室に入れて,

その時点で疑問だったけど,

最近は指導まで疎かになっていると。


何か,この先生だけはって思ってただけにショックだったんだけど,

やっぱり大学の先生なんて,

昇進のために教育をやってるのかな?


そう考えると,大学教育って何のためにあるのか分かんなくなっちゃう。


中学とか高校の教育と違うのは分かるけど,

先生が自分自身のために指導するなんて,教育でも何でもないよね。


じゃあ,かといって大学教育ってどうあればいいんだろう。