年の始めはブラームスのチェロ・ソナタ第1番を聞いて過ごす。年末の自民党大勝にもかかわらず、自民党にうかれた雰囲気はない。勝って兜の緒を締めろという石破はなかなか手強い輩だと思う。今年夏の参院選が本当の天王山だと認識しているからだろう。夏に自民党そして維新の会が大勝したとき日本ワイマール共和国の崩壊が開始するのだ。安倍はインフレ目標、円安誘導を公言する。昨年の年間の円の下落率は11パーセント以上。こんな通貨はない。預金金利は据え置き、インフレを誘導し、円安となれば、国民の生活が苦しくなるのは必死だ。それでも輸出関連企業を保護したいのだろう。ワイマール共和国の崩壊後のドイツのように極右政権の誕生する土壌は固まった。ナチスと違うのは安倍政権が日米同盟の強化を唄っているところである。旦那に基地を提供し資金を拠出し、今まで操を尽くしてきたのだから、これからも旦那様よろしくの手合いである。旦那様の庇護のもとに中華帝国と対峙するつもりだろう。しかし、アメリカが今後も面倒を見てくれる保証はどこにもない。国際政治力学の中で米中同盟が成立し日本をとっちめてくる可能性だってあるのだ。これを見越し、軍事費を増強し、高度防衛国家を作れるのか。地政学的に見て、おそらく無理であろう。たわごとをほざいていたら、だんだん暗鬱な気分になってきた。さあ、靖国神社に初詣でに行くかあ。




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ニューズウィーク誌がついに活字媒体の雑誌の廃刊を決め、電子版のみになるそうだ。Kindleに代表される電子書籍の台頭で、書店の先行きも危うい。今や、独り勝ち風のジュンク堂も安閑とはしておれないだろう。ところで今やジュンク堂は全国至るところに存するが、神戸元町発祥というのは忘れがちになる。三宮センター街に移転してからは、神戸を代表する書店の一つになった。しかし、私は、元町三丁目にある海文堂書店の方が断然好きだ。名のごとく海事関係の書籍の品揃えが豊富で出版社も兼ねている。職業柄、海難審判の専門書を探しに行くことがあるが、ここでは必ず手に入る。しかし、海文堂のすごいのは海事関係の書籍のみならず、一般書の取り揃えに思想が見えることだ。例えば、吉本隆明のコーナーなどジュンク堂とは全然違う。店主の趣味なのか担当者の博識の成せる技なのか。あっと驚く本が陳列されている。その珍本を購い、これまた古色蒼然とした元町のカフェ・エビアンで怖い女店主に怯えながら、買いたての本に目を通すのが、至福の喜びだ。


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恒例のタイム誌の今年のパーソン・オブ・ザ・イヤーにオバマ大統領が決まった。マンネリ化というか、この行事も面白みがなくなった。雑誌の魅力が失われてきた感じがする。かつて本邦の週刊新潮もとてつもなく面白い時代があった。名物編集長の野平さんの時代は右系の雑誌でありながら天皇家や与党すら皮肉る洒脱さがあった。それゆえ官憲に摘発されることもしばしば。それが今の新潮の体たらくはいかがなものか。右系の論調だけが沈殿物のように残る単なる権力擁護誌になりさがっている。かたやタイム誌もカメラマンの実力だけは秀逸だが、論調は硬直化している感が否めない。ネット社会で雑誌は滅びゆく運命なのかもしれない。




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