スパイって聞くと「大作戦」っていうか「ミッションインポッシブル」を思い出したりしますね。特に「2」はジョン・ウー監督作品でしたし。
そんな事とは関係ないリアルなスパイを描いた作品がこの映画です。実話を元にしたストーリーなので派手さはないんですが、彼を捕まえようとするFBIとのやりとりはなかなか緊張感があっていいですね。
実話なので、彼が最後に逮捕される事は最初からわかっているんですが、それこそがサスペンスですよね。(ヒッチコック曰く、観客が先の展開をわかっているのがサスペンスなんだとか)

彼がスパイ行為に手を染めた理由はハッキリとは明かされてないんですが、彼の台詞に「わたしは価値のある人間だ」というのがあって、これこそが理由なのかな?と思いました。
誰でも人から認められたいっていう気持ちはありますよね。特に自分の能力に自信があるならなおさらでしょう。それがなかなか認められない、自分よりも能力の低い人間が出世する、そんな状況が彼をそちらの道に向かわせたんじゃないか、と。

誰かと協力して仕事をする場合、いかに相手をうまくほめるか、認めてあげるかって凄く大事ですよね。スパイまではいかなくても、不満がたまって敵に回ってしまう事は避けたいよなあ。
今週末は観たい映画が多かったので、いろいろ観てました。というわけで、バンバン書いていきます。

スケールの大きな映画、CGを多用するような映画ってやっぱり予算がないと作れないので、この手の映画はハリウッド映画でないとなかなか難しかったりするんですかね。

この映画の主人公は瞬間移動能力を持っているんですが、この能力の映像表現がなかなか面白くて、爽快感があるんですよね。その点だけでも楽しめます。
裏設定がいろいろある事は匂わせるんだけど、結局細かい説明をしないのと、日本での撮影があるんだけどストーリーに全然関係ないのがどうなんだ、って感じはありましたね。元々続編を考えてるようなので、そこでいろいろ明かされるんでしょう。

そんな自由を手に入れたらどうだろう?この映画のように銀行強盗しちゃうかな?旅行も自由だよなあ。たまにアパート経営とかしてて働かなくても生きていけるのに、世間体のために働く人っているけど、自分がそういう状況だったらやっぱり一応仕事したりするのかな?
何で収入を得ているのかとかって説明できないのはいろいろマズいだろうし。自由を与えられてもそれを使いこなすのは難しいでしょうね。

最近、時間の使い方について考える事が多いんですが、意外と時間があり余っていてもうまく使えないのかな?
舞台みたいな映画、っていうのがありますね。場面も限られてて出演者も少ないって感じの。
最近だと「キサラギ」なんかがそうですね。こういう映画は脚本のおもしろさがすべてですね。

この映画もそんな作品の一つで、舞台は1軒の家、登場するのは二人の男。脚本はミステリー仕立てになってます。
さすがにこの手の映画にネタバレはしないようにしておきます。

映画の時間は90分くらい。それを会話と演技だけで持たせるっていうのは脚本と俳優の力ですよね。

人とのコミュニケーションにとって会話力って大事ですよね。仕事するのも友達とでも女の子とでも、会話してお互いを知って仲良くなるわけですし。自分が一番苦手な分野でもあるんですが・・・。

ちょっとした言葉でうれしくなったり悲しくなったり怒ったり。難しいけど避けちゃダメだなとそんな事を考えたりしましたね。