72日火曜日のサンラファエルです。

いやはや何とも、、、このアメリカっちゅう国はどこまで自己免疫力を失い堕落していくんやろか。

昨日、この国の最高裁がその凋落ぶりを遺憾なく発揮した判決を下したね。

アメリカ大統領は如何なる犯罪に手を染めても在任期間中であれば罪に問われへんのやて。

例えそれが詐欺行為であっても収賄であっても、さらには殺人を犯しても、、、です。

現在、女性の中絶の権利がいくつかの州で剥奪され、中絶手術を受けた人が殺人罪などで起訴されます。

それがレイプや近親相姦による妊娠であってもです。

女性の普遍的権利を奪うことに前向きな最高裁が、大統領については全ての罪を見て見ぬふりし、法律を超える『王・King』やと認定しました。しかもやな、その『大統領免責』は詐欺師トランプにのみ適用されるっちゅう、独裁国家への転落手助けを大ぴらに表明したんやわ。このニュースを受け、初代共和党大統領のリンカーンも失望・絶望し椅子から崩れ落ちたっちゅう図がここにあります。

 

と、このリンカーン像、ほんまに崩れてます。これね、ワシントンD.C.の小学校の芝生に展示されてる蝋人形で、今年2月から展示されてるんやそうです。ロウの凝固点は60℃で夏の暑さにも耐えられる、、、はずやってんけど、ここのところの猛暑でこうなりました。

当初の予定では9月まで展示されるはずでしたが、こうなってしもうて秋の新学期が始まる826日(月)までに撤去されるそうな。溶ける前には個人コレクターやギャラリーから買取りたいっちゅう申し出もあったらしいけど。

 

それにしてもやな、たった1人の嘘吐き詐欺悪党老犯罪者にいとも簡単に壊されてしもうたアメリカっちゅう国、ほんまに根の浅い脆弱さを露呈してる今日この頃や。

80年前に独裁主義、権威主義に抗うて闘うたこの国が、今や忌み嫌うたその姿になろうと邁進してます。。。