長らく「国鉄」として親しまれた日本国有鉄道(JNR: Japanese National Railways)は、その歴史に幕を閉じ、その翌日(4月1日)、分割・民営化によりJR7社が誕生しました。
それから四半世紀が経過し、国鉄の面影はずいぶんと薄くなったような印象があります。
…一部の地域を除いて。

こちらは広島駅。
広島周辺のエリア(在来線)では、国鉄の面影が薄いどころか、未だに国鉄型の電車ばかりが走り続けています。この状況から、ファンの間では「国鉄広島」と呼ばれる始末です。

いちおう筆者の地元でもあるので、広島の人々の名誉のために言っておきますが、地元の広島電鉄は、ちゃんと新車を導入しています。(大阪に本社を置くJR西日本が、関西圏にばかり注力していて、広島にまで設備投資が回らないと言われています。)

こちらは主力の115系です。もっとも車内は改装されて転換クロスシートが備わっており、古いからと言って座り心地が悪いわけではありません。

ただ、古い上に頑丈に作られている分、省エネの観点からはNGです。
JR東日本の209系(京浜東北線など)に乗ったことのある方の中には、「この電車は、従来の半分以下の電力で走っています。」とのラベルが貼ってあったことにお気付きになった方もいらっしゃるかと思いますが、その比較対象が、写真の103系です。裏を返せば、最近の電車の2倍以上(!)の電力を消費しているということになります。
(続く)