この一年ぐらい海外旅行に行かれた方は気づいている話ですが、今国際線に乗ると「燃油サーチャージ」という追加料金が発生する。ハワイの場合、5,000円から8,000円片道で必要。関空の場合、一番安い全日空がコードシェア便であるのだが、私はユナイテッドのエコノミープラスを選択してしまったのでユナイテッドのサーチャージである片道一人当たり7,500円支払うことになる。なんとひざ上の幼児まで対象となるので結構な付加金額である。
ここで妻から質問。
「もしこのまま原油高が続けば、海外旅行なんて出来なくなるし、下手したら車にも乗れなくなるのでは。」
うーん、難しい問題を出してくれました。でも質問には答える努力をしましょう。
まず、なぜ原油が高いのか。
実は生産量は十分確保しているのです。何しろ今まで禁輸だったイラクからも輸出できるのですから。だから今までのオイルショックみたいに出し渋りということはないはず。
よく問題にされるのは中国が大量に買っているからと言う説。これもあながち間違いではないでしょう。現に需要増加分の40%が中国といわれています。これからの経済発展には石油が必要と言うのもうなづけます。
もうひとつは心理的要因。確かに産油国のベネズエラやナイジェリア、そしてロシアの混乱は原油高の心理的要因になっているのは間違いないのですが、供給量は増えていますから実は問題の要素ではないと私は考えています。またアメリカの精製能力が限界と言う話もありますが、ではどこかでだぶついている原油があるかということになるとそんな話はまったく報道されていないですから、それも要因としては心理的に分類してもよいと思われます。
心理的要因と、中国がこれからどんどん買ってくれるという前提で投機資金が流れ込んでいるという話もありますが、それも一要因に過ぎないと思います。投資ファンドが石油の先物をどんどん買ったからといってそれだけで原油が上がり続けるという理由にはなりません。投資ファンドは利益を上げて初めて存在意義があるので、石油の先物だけにお金が流れ込んでいるというのもおかしな話です。そんなハイリスク、どこまでつぎ込むのかと私は思っています。
要するに原油高は複数の心理的要因と、需要が旺盛であるという要因から上がっているに過ぎないということです。
さて、需要が旺盛と言う中国ですが、私は北京オリンピックまでは危険だと思っています。おそらく内部矛盾がどこかで破綻して、経済成長が止まるはずです。すでに中国逃避を始めている会社も多く、これからは中国だということはないと思います。現在の外貨準備高も本当にその金額があるか不明ですし、中国の正確な人口も分からないのですから、中国の現体制が崩壊する可能性はかなり高いと私は考えています。
ただ、私など子供の頃から石油は後数十年と聞かされて育っていますから、おそらく日本を始めとした先進国は次世代燃料に早くから着手することになると思います。特に原油高は日本のこうした開発に拍車をかけることになるでしょう。ハイブリッドだけではなくディーゼルの普及も日本では進むでしょう。またメタンハイドレートについても早急に産業化する必要があるでしょう。
ですから、原油高は後数年で終わると思われますし、代替エネルギーについても日本で開発が進め場、また海外に行くことは十分可能ですというのが私の意見です。