最近、東アジア共同体構想なる妄想に近い計画を外務省をはじめとした勢力が提起しているようだ。まずありえないと言うことを断言しておきたい。
日本と中国、日本と韓国、経済レベルも異なれば宗教、価値観、民主主義の成熟度、すべてにおいてあまりにも違いすぎる。漢字文化圏だからとか儒教文化圏だからという反論も聞くが、少なくとも韓国は漢字文化圏から脱しつつあるし、中国は文化大革命で漢字を簡素化してしまった。儒教についても日本は到底儒教国とは言えないし、中国においては儒教は共産党にとって変わられているではないか。
そもそも共同体を成立させる要件は、宗教的な価値観、政治的価値観の一致が原則だろう。ヨーロッパにおいては、キリスト教と民主主義、社会民主主義が一致した価値観と言えるだろう。残念ながら東アジア共同体を構成する韓国・中国とは到底価値観を共有化することは困難だ。
ただ一国、日本と価値観を共有しえる国がある。台湾だ。
台湾は、もともと中国からは毛外の地とされ、日本が合邦しなければ到底近代化し得なかった。その結果、台湾は日本と並ぴえる経済大国である。また、日本文化がまだ息づいており、民主主義の価値観も前出の2ヶ国よりははるかに進んで日本に近い。宗教も実は様々な宗教観が根付いており、日本に近い。
日本とアメリカは東アジアの民主主義国家である台湾を守る義務がある。ただ両国とも中国との関係上、承認できずにいる。たとえ承認したとしても台湾と安全保障条約を結び、防衛することは難しいだろう。ならば、日本と合邦することが東アジアの安定に寄与する。日本の一部であれば、日米安保条約に基づき台湾を防衛することが可能になる。それだけではなく、今まで閉ざされていた国際機関への参加が日本の一部として可能になり、台湾は国際社会に復帰することが出来るのだ。東アジアに中国に対抗しうる民主主義の連邦国家が出来ることは、東南アジアの諸国にとっても中国に対抗するバランサーとしての役割を十分果たしえるだろう。
いろいろクリアするべき問題は多いが、東アジア共同体よりもはるかに現実的で、日本の国益にかなう。
媚中派にまかせておけば、中国に飲み込まれるだけ。自分たちよりも民度の低い国民が支配者にくると国民は塗炭の苦しみを味わうだろう。台湾で証明済みだ。もっとも国益にかなう方法を真剣に検討すべきだろう。