前回まで広島の灯器を紹介してきましたが,今回は広島から鉄道で行った米子での撮影分です.ただ,米子では雨に降られましたので,大した写真を撮影できていません.そのため,今回は簡単にオリジナルデザインを紹介するだけにします.ご了承ください.
米子は駅近くにオリジナルデザイン灯器が固まって設置されています.広島は小糸でしたが米子では小糸のみならず京三もあります.
まずは横型灯器から.オリジナルデザインも今では珍しい存在になりましたが,その中でもこの灯器はYYR配列で珍しいものです(もちろん通常配列もあります).鳥取県内はこういった変則配列がたまにあります.形式は鉄板灯器と違い,1H33で末尾にSがありません.恐らく鉄製とは思いますが,こういうところにちゃんと違いを持たせているようです.
次は縦型灯器.こちらは通常配列で,形式は先程同様に1V33で末尾にSはありません.
次は京三製のオリジナルデザインです.レンズ縁に京三鉄板を感じる部分があると思います.庇はクチバシというよりかは,小糸の斜め庇に近い造形です.
歩灯の取付け方法が面白いですが,灯器自体は通常の六角歩灯です.元は電球式だったようですが,LEDユニットに換装されていました.ただ,この画像の歩灯の青灯が回路不良のせいか,ちらついて点灯していました.Twitterでの情報ですが,後日青灯のみ電球式のユニットに換装されたようです.今はどうなっているかわかりませんが,電球とLEDが共存する歩灯を見てみたいものです.
樹脂灯器の赤だけ300を見るのはここが初めてでした.雨脚が強く,銘板撮影は諦めたので,メーカはわかりませんが,これも鳥取ならではの灯器です.
今回は以上です.いずれも米子駅北口からまっすぐ歩くだけで回収できるネタばかりです.米子にはまだまだ面白い灯器があるので,再訪したいです.
撮影日
2015年3月19日
次回予告
愛知の角型いろいろ