全国的にだいぶん数を減らしている小糸工業初代丸型(通称:包丁)ですが,なんと京橋駅前にまだ残っていました。
まずは交差点の全体像を
西の方向
東の方向
Y字路になっています。2枚目の画像の左側7の道路は西向きの一方通行になっていて,他は対面通行です。
またこの交差点は全ての灯器が世代の違いはあるものの小糸工業製(最新灯器はコイト電工)です。
それでは包丁灯器を
1基目
250mmレンズの包丁です。
筐体の色がクリームっぽい感じ...
FRP樹脂製ですね
ただこの庇は金属製のようで,全体的に茶色く錆びています。
昭和49年3月製造?(銘板の解読困難)
ただこのタイプの銘板であるため,昭和49年で間違いないと思われます。(文字の形状上考えられる昭和47年はこのタイプの銘板ではありません)
また背面のKoitoロゴは製造時期的にもありません。
大阪はFRP製の包丁が設置数はそれほど多くないものの,全国的に見ると数は多いようです。
2基目
これも250mmレンズの包丁です。
1基目と違うのは金属製であるということです。
金属製はとても錆びています。
昭和49年1月製造
もう茶塗装にしか見えませんね...
他の灯器
その1(金属製包丁灯器の横)
小糸工業製
三位灯:昭和56年11月製造
矢印灯器:昭和57年3月製造
三位灯は250㎜レンズで矢印灯器のみ300㎜レンズです。
東京にはよくあったそうですが,大阪でこの組み合わせはあまりありません。
その2(交差点の一番西にある灯器)
小糸工業製
三位灯(表裏共に):平成元年11月製造
矢印灯器:平成元年10月製造
こちらは全て300㎜レンズです。
その他3(FRP樹脂製包丁灯器の手前にある灯器)
小糸工業製
銘板撮り忘れにより製造年月は不明ではありますが,レンズがその1と同じであることから恐らく昭和56年11月製造ではないかと推測されます。
その4
コイト電工製
2014年1月製造
歩灯はポールと一緒に更新されたのではないかと思われます(新ポールに製造時期の表記が無かったため)。ストリートビューで確認したところ,以前はKoitoロゴ付きの歩灯であったようです。
恐らく包丁灯器と同時に設置されたのだと思われます。
最後に
いろいろな世代の小糸の灯器が設置されています。
奇跡的に周りのポールの更新時に包丁灯器は更新されませんでしたが,いつ無くなるか分かりませんね。
悔いの無いように記録し続けたいと思います。
取材日:2014年3月12日
場所:大阪府大阪市都島区
次回予告
十三の宇宙人などいろいろ
















