ロックンロールの種を蒔く
誰でも彼方此方
人の性も過去の無常も何もかもを植え
誰かが芽が出るよう水をやる
育ちますように
綺麗な花が咲きますように
時に根が腐り
時に葉が枯れ
其れでも種を蒔く
やっと蕾が出来た時に
誰かがその花を折るかもしれない
足で踏みつけるときもあるかもしれない
それでも誰かは種を蒔く
誰かは其れを育てようとする
其れは花が咲いた美しさを知っているから
種が出来、又蒔く事の歓びを知っているから
種を蒔く事を
水を与える事を辞めると
狡猾するのみだから
ロックンロールの種は
此処にもある
彼処にもある
蒔いて育てる事を辞めない