催眠術って信じる?
俺は信じてなかった。
なぜ過去形なのか。
それはかかってしまったからなのだっ!![]()
誰にかけられたと思う??
なんと!
自分自身!!
今日はそのときの様子を話しましょう。
俺が働き始めて間もないころの話。
仕事場には、夕方になると宅配便のお兄ちゃんが、その日の荷物を取りに来ることになっている。
俺は新人だったせいか、違う宅配会社の伝票と間違えてしまったのね。
宅配兄さん「すいませんが、書き直してもらえますか?」
俺「あ、すいません
いますぐ!」
慌てる俺。←この慌てたのが催眠術にもっともかかりやすくなる状態
伝票を宅配兄の前で急いで書き直す。
ここで思った。
『急いで書かないと。お兄さんに迷惑かけちゃう!』←焦り
『伝票は4枚複写かな?かなり強く書かないと下に写らないぞっ!』![]()
しかもこの状況において、余計なことを考えてしまったのだ!
『こんなときに手が重くなって字が書けなくなったら、ますます迷惑かけちゃうな~』
そのとき、俺の中で隠された能力が解き放たれた気がした。
すると・・・
『やばいっっ!どんどん手が重くなるっっ!!』
手がぶるぶる震え始め、どんどん重くなって字が書けなくなってきたのだ!
『やばっ!やばいよっ!!』
まさにエヴァの中で震えるシンジ君状態である。
みるみる力が入り、折れんばかりに歪みはじめるボールペン。
複写の伝票が破れ始める。
焦って、手を伝票から離してバッと振ってみた。
治った。
すぐに伝票の続きを書かなくちゃ。
『あ~!!だめだっ!手がまた重くなる~~!!!』
自己催眠状態に陥ったことを認識した。
真っ赤な顔になってる自分。キョトンとした顔で見つめる宅配兄。
後ろを振り向いても、誰も助けてくれない。(てか気づいてない)
途中何回も手を休めながら、なんとか書き終えることが出来た。
ミミズの這ったような字になっていた。
『自分の字じゃない・・!』
ブルーな気持ちで伝票を手にしていた。
宅配兄はすぐに伝票を受け取ると、逃げるように去っていった。
別に恐くて逃げたわけではない。忙しいのだろう。
俺が催眠術を認めた瞬間でした。