プエブロ マヒコ 魔法のように魅惑的な村
今週は、メキシコシティーから車で約2時間にある、「 Pueblos Mágicos プエブロ マヒコ=魔法のように魅惑的な村」の3つの村へ行ってきました。
メキシコの日本商工会議所文化部が企画してくださった日帰りの遠足です。
通常のツアーではちょっとけないような村々を回ります。
プエブロ マヒコは、メキシコ政府観光局が、観光村おこしのために設立したプログラムで、
魔法のように魅惑的な村 Pueblos Magicos
を選んでいます。
選らばれるにには美しい自然、豊かな文化遺産、歴史的、社会的、文化的に魅力があり、素晴らしい観光体験の出来る場所というもの。
リゾートがいっぱいのバハ・カリフォルニア州では、まだこうした村が選ばれていないのが不思議ですが、選ばれた村のリストを見るといわばメキシコの昔からの牧歌的な村が候補になるようですね。
日本で言うところの名水100選とか、日本100景みたいな感じでしょうか?
メキシコシティー近隣のMetepec村、Malinalco村、Chalma村をおとずれました。
ここに、住んでみないことには、違いもわからないし、なかなか行けない体験だから、ものすごく楽しみだったのだ。
まずはこの国を代表する民芸品の「生命の樹」を作っている村で、工房見学から。
写真撮りすぎたので、今日は、コラージュで、一気にアップ!
▲ 赤土にプルメリアの実の綿を混ぜて、こねて成形して、焼いて、色付けする様子。
工房の絵付けの小僧は8歳で、親父と一緒に筆をとる・・・。
▲ 生命の樹は右下。
キリスト教の聖者や旧約聖書のストーリーがコラージュされたオブジェたち。
もともとは燭台に装飾が進んでこうなったと聞く。
他にも生誕劇や、十字架、太陽と月のアステカ信仰とキリスト教がミックスされた感じのもの。
極彩色なのに色使いに、嫌味がないのは、赤、紺、黄色などのトーンの濃いものがないこと、いわゆるパステルトーンのコーディネートだからだと思う。このメキシカンカラーのセンスが私は大好き。
この工房が集まる、Metepec村は、町おこしの一環で、家並みをこのコラージュと同じ色で塗るという、街おこしが盛んで、教会の下にあるオブジェまでがこんな感じ。
▲ 教会と大きなレリーフの太陽
▲ 町中がこんな色になってます!!
次に行ったのが、最初の絵葉書写真のMalinalco村。
歴史的な遺跡があり、アステカの太陽信仰の神話のある村。
小さな村なのに、素晴らしいミュージーアムにびっくりだったわ。
高校生や大学生のボランティアが熱心に無料でガイドを務めていたのが印象的。
史跡博物館では、流暢な英語で遺跡の解説をしてくれました。
メキシコは、こうした文化や教育には、国家予算をすごくつぎ込んでいるところが、新興国としてはすごいと思うの。
▲ 小さな村のすばらしい村の歴史・遺跡の史跡博物館
庭と展示品がすばらしかったけど、時間が少なすぎて、とっても残念!
▲ 村の教会
この協会は、フレスコ画が素晴らしいが、教会の中と、礼拝に来ていた女の子が可愛かった。
▲ 村のティアンギスやブティックの色鮮やかな物たち
左上から、カラーの椅子、大統領夫人ご用達の織物、沐浴用の水着、奇跡の水を汲むために売られていたウォーターボトル、
左下から、この地方の織物、おしゃれなパナマ帽専門ブティック、花型にカットしたマンゴ、メキシコカラーのかご屋
▲ 村で見かけた春の花たち こメキシコではブーゲンビリアは一年中花をつける。
▲ Chalma村の奇跡の水が沸く泉 あかちゃんもママに抱かれて踊る!
沐浴の風景は、懐かしいインドと同じ。カラフルなビーチウエアを買って奇跡の水につかり、花の冠を買い求めて、ラテンのリズムでダンスをするとご利益があるとか。
私も水を汲んで帰り、我が家の植物たちにふりかけてみる。
こんな農村風景も楽しい。
▲ 春の種まきの準備であちこちで焼き畑の風景。
車窓からは、ラベンダーかと思ったら、クラリーセージの薄紫の花も春の草原に、実に美しかったです。
メキシコはもう、春爛漫!
薄紫のハカランダをはじめに、次々と花が咲き、実に美しい。
永遠の春と言われているこの国の気候をまさに肌で感じ、牧歌的な風景を楽しんできました。
あっという間の一日の遠足。目白押しで、カラフルいっぱいのメキシコの魔法のように魅惑的な村々。
久しぶりにメキシコシティーの喧騒を離れて、大好きな田舎の風景を満喫。
自然の色も、住む家も、そして暮らす人もなんてカラフルで綺麗なのか!
改めて、美しい国を楽しみました。
<本日のお土産>
▲ 村のティアンギス(青空市場)で買ったマグカップ (3個で35ペソ)
▲ 生命の樹の村で買ったアステカの太陽神のプレート
やぱっりシティーへ戻ったら、ちょっと息苦しい。
標高がさがって、のどかにメキシコのいいことろどりの一日でした。
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